おかーさんと呼ばれた日

「かーか」から 「おかーさん」へと 変わった日 娘の笑顔 なお鮮やかに

かーかから おかーさんへと かわったひ むすめのえがお なおあざやかに

今まで「かーか」と呼ばれていたのに、突然「おかーさん」と呼ばれた日。
鮮やかな桜紅葉の下の娘は、いつもよりさらに嬉しそうでした。

言葉というものは不思議なもので。

どんなに小さくても、
自分の気持ちが伝わらないと悲しい。
そして悔しい。
だから、泣いてでも伝えようとする。

それほどまでに、
人は誰かに何かを伝えたいのかもしれない。

いつもと同じ公園で遊んでいると、
桜紅葉からはらはらと落ちてくるたくさんのお手紙。

うれしそうに駆け寄る娘。

くるっと振り返り、
「おかーさん、おかさーん!こっちこっち!」

ついさっきまで
「かーか」だったのに。

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急に「おかーさん」だなんて。

でも、ずっと言いたかったんだよね。

だって、その証拠に、
「かーか」よりも「おかーさん」の時の笑顔が、
一番鮮やかで輝いているもの。

伝えたい言葉を、
伝えられる幸せ。

伝えたい想いを、
伝えられる幸せ。

娘の成長に、
目を細めるばかりです。

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