急に大人びた娘に

幼子の 手が離れるのは 成長と 己が心に 言い聞かせている

おさなごの てがはなれるのは せいちょうと おのがこころに いいきかせている

母がいないと泣いていた我が子。いつのまにか、一人で輪の中に入っていけるようになりました。
これは成長したと喜ぶべきことだと理解しているのに、まだ心は言い知れぬ寂しさが消えません。

5月からのプレ保育。
母にしがみつき、一人で椅子にも座れなかった。

6月になって、椅子に座れるようになったものの、
母がつねに後ろにいないとダメだと言う。

7月、8月は回数が少なかったこともあるのか、
一人で椅子に座れるように。

そして、9月。

一人できちんと座り、
「かーかはあっちですわってて」というほどに。

さらには、
友達や先生と一緒に幼稚園にいられるようになりました。
(私が忘れ物を取りに自宅にもどったとき)

あんなに、
あんなに私の姿がいないと泣いていたあの子が。

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「かーか、こっちでまってるからね」
そう言い残し、自ら教室にもどって先生たちの元へ。

成長なんだ。
喜ばしい事なんだ。

そうはわかっているのに。

振り向かずに進む小さな背中に、
心強さを感じるとともに、
なんともいえぬ切なさと寂しさが。

頑張ってる我が子を応援しなくちゃ。
母が寂しいなんて思って決意をゆるがせちゃだめだ。

急に大人びた娘に、
喝を入れられたような気がしました。

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