風あびて 冬木の箒 寒空に 雲を掃いて 春を呼び込む
かぜあびて ふゆきのほうき さむぞらに ふゆをはらいて はるをよびこむ
寒の戻りの冷たい風が、空に向かって伸びている枯れ木の枝を揺らしている。まるで箒(ほうき)のような枝たちよ、重苦しい雲を掃きはらい春を呼び込んでおくれ。

久々に冷え込んだ朝。
吹く風は冷たく、
薄墨のような雲は重苦しい。
その風に揺れているのは、
まで芽吹いていない桜の木。
枯れ枝はまるで、
空に向かって伸びる箒(ほうき)のよう。
この重苦しい雲も、
心のもやもやも、
その箒(ほうき)で掃っておくれ。
そうすれば、
心も空も晴れて、
春の訪れもきっと、
少しだけはやくなるでしょう。
