季節が変わる音

朝が来る 日々を過ごせば 知らぬ間に 季節は変わる 音もたてずに

あさがくる ひびをすごせば しらぬまに きせつはかわる おともたてずに

いつものように朝が来る日を続けていると、いつのまにか季節は変わっている。

「ここから季節が変わります」と、
わかりやすい合図があるわけでもなく、
いつのまにか季節は変わっている。

日に日に深まる秋。

気が付けば、
もう11月になり、
来月はもう師走。

駆け足で時間が過ぎる。
秋から冬はそんな感じ。

それでも。

東京の冬は晴れ間が多く、
乾燥の悩みはあるものの、
心は晴れやか。

対して。

青森の冬は曇天が多く、
乾燥の悩みは皆無だけれど、
白とグレーの世界は、
心を内にと向かわせる。

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だからこそ、
青森の冬は些細なことが特別になる。

たまに見える青空も、
外の寒さを忘れさせる家の暖かさも、
湯気がもうもうとするお風呂も、
雪かきをしてきれいになった道も、
みんなの笑顔も。

当たり前のことが、
本当に特別に思える。

東京の冬晴れを、
未だに特別と思えるのは、
青森の冬の印象が強いから。

ならば。

東京に降る冬の雨も、
特別だと思えるのかな。

雨の恵みに、
感謝できるのかな。

晴れ晴れとした空を見上げて、
ふとそんなことを思った朝でした。


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