桜が散った遊歩道

花が散り 緑の葉ゆれる 遊歩道 歩みを止めず 行き交う人々

はながちり みどりのはゆれる ゆうほどう あゆみをとめず ゆきかうひとびと

桜の花が散り、緑の葉が生い茂ってきた遊歩道。
花さが咲いていた頃は、みな足を止めて見入っていたのに、今は足を止める人もなくただ足早に通り過ぎていく。

新緑の遊歩道。
つい最近まで満開の桜だったのが嘘のように、景色は色を変えていく。

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桜が咲いていた頃は、誰もが足を止めて、花に見入っていたのだけど、今は歩みを止めるものはいない。

まるで、最初から桜など存在しなかったかのように、ごく普通の景色に戻っている。

さわさわと揺れる葉は、花の時と変わらずに人々を見守っている。
ただ、人だけが通り過ぎていく。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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