梅雨寒の空に

梅雨寒の 空は初秋に 見えるとも 紫陽花ありて 初夏と知るなり

つゆざむの そらはしょしゅうに みえるとも あじさいありて しょかとしるなり

梅雨の合間の肌寒い日。鉛色の空はまるで初秋を感じさせるが、道端に咲いている紫陽花のおかげで、今はまだ梅雨なのだと感じられる。

空の色だけを見るなら、
吹き抜ける風の冷たさだけを感じるなら、
この梅雨寒はまるで初秋そのもの。

ただ、初秋の世界にはないものが1つ。

それが、紫陽花。

この紫陽花があるからこそ、
今は初秋ではなく、梅雨の最中なのだと思い知らされる。

そう、空だけでは、
風の冷たさだけでは、
季節はあいまいになってしまう。

でも、紫陽花はこの時期にしか咲けない。

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だからこそ、季節を間違うことなどない。
間違えるはずがないのである。


今年の天気はとても不安定ですね。

五月の半ばだというのに35度近く上がったかと思えば、六月の半ばだというのに18度くらいまで下がる日もあり。

体調管理が難しい日々ではありますが、来たる夏に備えて、体を少しずつ慣らしていこうと思う今日この頃です。

皆様もお身体をご自愛くださいますように。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

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