幸せの源となるもの

幸せは 誰かの祈りの 結び珠 つなぐ縁に 心をのせて

しあわせは だれかのいのりの むすびたま つなぐえにしに こころをのせて

幸せに感じる心というのは、誰かが誰かのために向けた祈りのような気がします。だからこそ、縁を持った人が幸せであるよう、毎夜祈るのです。

幸せと感じる心。
それは、とても心地よいもの。

相手の幸せを祈る時、
一片の曇りもない光となる。

その純粋な思いこそが、
幸せの源になっているのでしょう。

だからこそ、
私は毎夜、眠る前に祈ります。

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星の数ほどがいる人の中で、
縁を持った人というのはごく僅か。

さらに、
その僅かな中に、
家族や友人や恋人や恩師がいて。

その人たちとの縁を結べたことが奇跡で、
こうしてそばにいれることが愛しいから、
幸せであるよう、祈ります。

どうかどうか、
大切な人たちが、
今日も一日笑顔で過ごせますように。

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解読不可能な文字

幼子が なにやら唱え ペンをとる 笑顔で見せるが 解読不可能

おさなごが なにやらとなえ ふでをとる えがおでみせるが かいどくふかのう

まだひらがなの読み書きができない幼子が、ペンをもって何かをつぶやきながら書いている。
得意げに見せにきてくれたものの、解読不可能な文字で思わず微笑む。

最近、文字に興味が出てきた娘。

ペンを持っては、
小さな文字で、
何やら唱えながら書いている。

笑顔で持ってくるものの、
まさに宇宙語で解読不可能。

彼女の世界の言葉は、
親の私ですら理解できない。

でも、それがいとおしい。

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誰もがわかる言葉より、
自分すら解読不可能な文字。

君だけしか知らない、
君だけしか書けない文字。

記念にとっておこう。

いつか、
君もみんなと同じ文字を書くのだから。

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変わり変わらぬもの

いつの世も 変わり変わらぬ ものばかり 同じ景色は ひとつもあらず

いつのよも かわりかわらぬ ものばかり おなじけしきは ひとつもあらず

同じように見える景色ですら、毎日少しずつ変わっているもの。まったく同じ景色は、この世にひとつもないのでしょう。

同じような毎日。
同じような生活。
同じような仕事。
同じような景色。

それはあくまでも、
おなじようなものであって、
同じではない。

石は石。
それは変わることはない。

でも、
石のを見る人の心、
石のそばの草木、
石のそばを流れる川の流れ、
石を照らす光の強弱。

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何一つとして、おなじものはない。

同じように見えても、
同じものはひとつとしてない。

ただひとつもないのである。

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幼子の手料理

小さな手 動かし作る サンドイッチ 愛しく思う 休日の朝

ちいさなて うごかしつくる さんどいっち いとしくおもう きゅうじつのあさ

小さな手で卵サラダを一生懸命つくり、パンにはさめてサンドイッチを作る我が子。
その成長がうれしく、また「はいどうぞ」と渡してくれる笑顔を愛しく思う、休日の朝。

いつのまにか。
本当に、いつのまにか大きくなった。

まだまだ小さいと、
まだまだ手助けが必要だと、
毎日毎日思っていたけど。

いつのまにか。
本当に、いつのまにかできるようになった。

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一生懸命、ゆで卵をつぶし、
ロールパンに詰める姿。

気持ちが沢山つまったサンドイッチ。

笑顔で「はい、どうぞ」
いつのまに、こんなに大きくなったのかな。
いつのまに、こんなに優しくなったのかな。

少しずつの成長が、
ある日突然、急に大人びて驚く。

ありがとう。
あなたがいてくれて、ありがとう。
母にしてくれて、ありがとう。


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亡き祖父と英霊を偲び

英霊と 呼ばれし者にも 家族あり 流れた涙 忘れてならぬ

えいれいと よばれしものにも かぞくあり ながれたなみだ わすれてならぬ

英霊と呼ばれた人たちも、私たちと同じように家族があったはず。国のため家族のためを思い亡くなった方々を、どうして忘れることができましょうか。

今年も夏が来た。
毎年、この時期になると、
亡き祖父を思う。

私の祖父は、
戦争経験者で、
シベリア抑留を体験した。

ちょうど私が小学生になり、
授業で戦争について学んだ時、
祖父に質問したことがある。

いつも、
寡黙で穏やかで、
書と水墨画を趣味とする、
大好きな祖父。

その祖父が、
とても苦しそうな顔で言った。

亡くなった仲間たちのことを夢に見る、と。
帰ってきて食べた白米のおにぎりが、人生で一番うまかった、と。

私は、
この祖父が、
こんなに優しくて慈悲深い祖父が、
そんな思いをしていたのかと思うと、
幼いながらにも、
胸が張り裂けそうだったことを覚えている。

祖父に戦争について聞くと、
「終わった事。
全て終わったことなんだ。
こうして、ここにいられるだけで幸せだ」と。

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祖父が私や家族を思うように、
私が祖父を思うように、
英霊と呼ばれた人たちにも家族があり、
流れた涙があったはず。

国を思い、
愛する人を思い、
家族を思い、
戦火に散った人々を、
どうして忘れることができましょうか。

誰が、好き好んで戦などしましょうか。

遺された私にできることは、
せめて、安らかに、心穏やかに眠れるよう祈るのみ。

平和であることを当たり前と思ってはいけない。
この平和は、数々の命と涙の上に築かれたもの。

願わくば、
国のため家族のために命を賭した方々を、
心から尊ぶことができる世の中になりますように。

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