紫陽花の蕾

紫陽花の 蕾ふくらみ 梅雨を待つ 新し傘で 我も待つかな

あじさいの つぼみふくらみ つゆをまつ あたらしかさで われもまつかな

紫陽花の蕾がふくらみはじめ、梅雨を心から待っているかのように見える。
傘を新しくして、私も梅雨を待ってみようかな。

紫陽花のつぼみがふくらみはじめ、
季節はいよいよ梅雨へと移り始める。

いまかいまかと待ちわびているように、
紫陽花のつぼみは空を仰ぎ、
葉は青々と茂らせる。

私も新しい傘にして、
梅雨を待ってみようかな。

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そうすれば、
紫陽花の気持ちがわかるかな。

憂鬱な梅雨を、
少しでも好きになれるかな。

梅雨に恋する紫陽花のように。


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咲き誇る花に

うららかな 春の光に 咲く花よ 姿はここに 想いは風に

うららかな はるのひかりに さくはなよ すがたはここに おもいはかぜに

春の柔らかな光に照らされて咲く花は、姿がここに残したまま、風に思いを乗せているのだろう。

柔らかな春の光の中、
さまざまな種類の花々が咲き誇る。

その鮮やかな色は、
見る者の心を癒してくれる。

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優しい春風に揺れる花々は、
きっと、ここに姿を残したまま、
自由に空を飛び回っているのだろう。

その証拠に、
花が揺れるたび、
風が通るたび。

ほら、花の香りがする。


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サヨナラと桜

サヨナラと 言いたくなくて いつまでも 佇む私に ただ降る桜

さよならと いいたくなくて いつまでも たたずむわたしに ただふるさくら

別れの言葉を言いたくなくて佇んでいる私に、散り際を間違えない桜の花びらは当たり前のようにひらひらと舞い落ちていく。

桜の散り際は実に見事。

どれだけ人に望まれていても、
どれだけ人に惜しまれていても、
散る時は一斉に散っていく。

私といえば、
「サヨナラ」の言葉を言いたくなくて、
ただここに佇んでいる。

言えば、終わってしまう。
言えば、会えなくなってしまう。

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だからこそ、
最後の言葉が言えない。

そんな私に、
散り際を間違えない桜の花びらは、
ひらひらと降り注ぐ。

その花びらに勇気をもらって、
いつもより少しだけゆっくり息を吸って。

言おう、君に。
「サヨナラ、今までありがとう」


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桜色の光

春光に 溶けゆく桜 まどろみて 揺れる風にぞ 目覚めて香る

しゅんこうに とけゆくさくら まどろみて ゆれるかぜにぞ めざめてかおる

春の柔らかい光に、淡い桜花が透けてまるで光の中で眠っているようにも見える。
そんなとき、風がふいて花を揺らすと、思い出したかのように香りはじめていく。

駆け足で咲き始めた桜。
遊歩道の桜はもう散り始めてしまいました。

春色に染まる町並みの中、
柔らかい日差しに桜が溶けてしまいそうで。

光に透ける花弁は、
まどろんでいるかのよう。

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春風が枝を揺らし、
まるで目覚めたかのように香り始める桜。

あたたかな日差しは、
人も桜もまどろみの世界へ誘う。

心地よいこの春を、
思う存分、満喫しよう。


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梅とメジロ

梅の香に つつまれ霞む 細枝を 揺らすメジロの ものさわがしさ

うめのかに つつまれかすむ ほそえだを ゆらすめじろの ものさわがしさ

梅の花が咲き誇る中、細い枝に止まるメジロは忙しそうに蜜を吸っている。

満開の梅の花は、
まわりを霞ませるほど香り高い。

その咲き誇る梅の枝が、
あちこちで揺れている。

揺れる枝には、
かわいらしいメジロの姿。

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気忙しそうに、
花の蜜を吸っては、
まわりを見渡し、
また蜜を吸う。

枝が揺れるたび、
梅の香りはさらに広がり、
春の霞はもっと深くなる。

風が運ぶその香りが、
どうかあなたにも届きますように。


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