津軽百首

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津軽百首(真冬の川音)

荒ぶ風 真白に染まる 津軽野の 冴ゆる川音 聞く人もなくすさぶかぜ ましろにそまる つがるのの さゆるかわおと きくひともなく津軽平野に吹き荒ぶ風は、雪を舞い上げ真っ白な世界に染め上げる。その白銀の世界を流れる川音はとても清らかではあるが、...
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津軽百首(大晦日に来る人・折句)

大みそか 訪ひ人の 耳赤く 外の寒さを 風と伝へしおおみそか おとないびとの みみあかく そとのさむさを かぜとつたえし大晦日に訪れてきた人の耳は赤く、戸を開けた玄関には冷たい風が入り込んで、ともに外の寒さを伝えているようだ。※「おおみそか...
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津軽百首(年の瀬の五所川原駅)

年の瀬は 待合室も 風やまぬ そそめく人も バスも走りて としのせは まちあいしつも かぜやまぬ そそめくひとも ばすもはしりて年末の五所川原駅の待合室は、風が止むことはない。師走の買い物で慌ただしく行きかう人や、本数が増えたバスの流れが止...
津軽百首

津軽百首(宵の岩木山)

神さぶる 岩木の山は 二藍の 被衣かぶりて 宵を待つらむかみさぶる いわきのやまは ふたあいの かつぎかぶりて よいをまつらむ神々しい岩木山は、二藍色の被衣かぶりながら、夜を待っているのでしょう。被衣 (かつぎ)は、女性が顔を見せないように...
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津軽百首(鏡餅作り)

正月の 餅を丸めて 暮れ行けば 白に染まるる 津軽の冬よしょうがつの もちをまるめて くれゆけば しろにそまるる つがるのふゆよお正月用の鏡餅を丸めて作る頃には、津軽は雪も深くすべてが白に染まる世界に変わっている。私の実家では、鏡餅はいつも...
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