津軽百首

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津軽百首

津軽百首(津軽弁)

津軽弁 岩木颪に 乗る調べ 想い伝える 雪を纏いてつがるべん いわきおろしに のるしらべ おもいつたえる ゆきをまといて津軽の厳しい冬に吹き渡る風。全てを凍てつかせ身を切るような冷たい風の中でも、想いを伝える津軽弁だけはほんのりとしたあたた...
津軽百首

津軽百首(冬支度その三)

秋霜の 軒に連なる菜の簾 津軽の風に やがて馴染まんしゅうそうの のきにつらなる なのすだれ つがるのかぜに やがてなじまん冷たい秋の霜で凍える軒先に、簾のように括られた青菜が連なっています。北風に晒されてカラカラに乾けば、「しぐさ」の完成...
津軽百首

津軽百首(冬支度その二)

軒先に 菜を干す人の 影は伸び 宵呼ぶ烏 空を渡りてのきさきに なをほすひとの かげはのび よいよぶからす そらをわたりて畑仕事から帰ってきた祖父が、祖母の組んだ青菜を軒先に干しています。その影は次第に伸び、巣に帰る烏の鳴き声が空に響いてい...
津軽百首

津軽百首(冬支度その一)

縁側に 菜を並ばせて 藁で組む 祖母を温める 小春の日差しえんがわに なをならばせて わらでくむ そぼをぬくめる こはるのひざし縁側で、祖母が「しぐさ(干し草)」となる大根菜を藁で器用にくくっています。その祖母を小春日が優しく包みこみ温めて...
津軽百首

津軽百首(出稼ぎに行く雪の朝に)

泣く児見て 「行がねばマイネ」 頭撫で かがむ背中に 積もる綿雪なくこみて いがねばまいね あたまなで かがむせなかに つもるわたゆき出稼ぎに行かないでとしがみつく児が雪に濡れないよう、背中をかがめて頭をなで続ける父親。「もう行かないと」と...
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