落ち葉と我が子

カサカサと 乾いた音を 響かせて 落ち葉の競争 我が子も参加

かさかさと かわいたおとを ひびかせて おちばのきょうそう わがこもさんか

木枯らしが吹きすさぶ中、乾いた音を響かせて枯れ葉が舞っていく。
その枯れ葉を追いかけるように我が子も走るさまは、まるで徒競走でもみているようだ。

秋になり、冬の訪れを告げる木枯らしが吹くころには、あれだけあった葉で路面が埋め尽くされる。
落ちたばかりの葉と違い、もうカサカサに乾燥した枯れ葉はとても軽くてもろいもの。
少しの風でも舞い上がり、同じ場所にとどまっていることがない。

そんな枯れ葉を追いかけるように走り出す我が子。
笑いながら転びながら、一生懸命触ろうと手を伸ばす。

その刹那、また風が吹き手のひらから枯れ葉を奪い去ってしまうのだ。
それすらも楽しそうに笑う幼き我が子。

凍えるような寒空の下でも、吐く息が白くても、まるでそこだけは熱を帯びているような暖かさに満ちている。

来年の枯れ葉の頃には、どのくらい大きくなっているのかなと、肩をすくめながら見守る自分。
季節ごとに成長していく我が子を想像する幸せな時間。

この短歌を詠んだ人
ふじこ

こんにちは、あなたに寄り添う心の短歌のふじこです。
2017年から短歌を詠み始め、気が付けばもう500首以上になりました。日々の風景、育児、心、そして、生まれ育った津軽を主に詠んでいます。今は遠きふるさと津軽を思い「津軽百首」を制作中。

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