風薫る 木漏れ日あびて 歩き出す 今は桜の 見る影もなし
かぜかおる こもれびあびて あるきだす いまはさくらの みるかげもなし
青々と茂った葉を心地よい風が揺らしている。その木漏れ日をあびながら、桜の花の余韻すらない道を歩き出す。
やわらかな香りと春の色に染め上げていた歩道。
スポンサーリンク
いつしか散ってしまった桜は、もう花が咲いていたことすら忘れさせるくらい青々と葉が茂っている。
強くなる日差しを、その葉がやわらげ、木漏れ日が心地よい。
もうすぐ梅雨が来て、そしてうだるような暑さの夏が来る。
せめて今だけは、この清涼さを満喫していよう。