水たまり

足元に 広がる波紋は ぽつぽつと 生まれて消える 惜しむことなく

あしもとに ひろがるはもんは ぽつぽつと うまれてきえる おしむことなく

足元にある水たまりに広がる波紋は、惜しむことなく広がって消えていく。

雨の日。

水たまりには、空から落ちる雫で波紋が広がり、そして消えていく。

ぽつぽつ。
ぽつぽつ。

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きれいな円を描いて。

誰も見ていなくても。
誰も気づかなくても。

歪んだ円にならず、
同心円に広がって消えていく。

目に見えるところでも、
目に見えないところでも、
ありのまま偽ることなくあり続ける。

だから、自然は美しい。


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恩師との別れ

恩師との 別れを惜しみ 泣く我が子 そっと抱きしめ 背中をさする

おんしとの わかれをおしみ なくわがこ そっとだきしめ せなかをさする

お世話になった担任の先生が移動することになり、泣きながら帰ってきた我が子。
そっと抱きしめて、声をかけながらただただ背中をさすっている私。

小学2年生も今日で終わり。

小学3年生はいよいよクラス替え。

そんな中、この2年間お世話になった担任の先生が移動されることになりました。

毎日のように泣いていた娘を、励ましながら見守ってくれた先生。

別れを惜しみ、クラスのほとんどが泣いていたそう。
そのくらい、生徒から愛されていた先生でした。

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大好きな先生が移動になり会えなくなること。
この出来事で、娘はおそらく初めての「別れ」というものを経験しました。

幼稚園の卒業の頃は、まだそこまで「別れ」という意識もなかったのに。

この2年で、人との別れの意味を理解し、そこに思いを馳せ、そして泣けるように成長したんだなと。

「今は悲しくて寂しくて辛いけど、時間が経てばきっと、楽しかったことや嬉しかったことだけ残るからね」

何度もうなずく娘を抱きしめながら、あやすように背中を撫で続ける。

先生、本当にありがとうございました。
新しい学校でのご活躍を、心よりお祈り申し上げます。


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雨靄の桜

雨靄に 浮かぶ桜や 花はまだ そこにはあるか 散っておらぬか

あまもやに うかぶさくらや はなはまだ そこにはあるか ちっておらぬか

春の雨で靄が一面に立ち込めている。いつもなら向こうに見える桜も朧げにしか見えず、もう散っているのかまだ咲いているのかがわからない。

春の雨はやさしい。

秋や冬に降る雨のように冷たいわけでも、夏の雨のように生ぬるいわけでもない。

雨靄でぼんやりとした街並みは、今が盛りの桜の花もにじませる。

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まだ花はさいているのだろうか。
もう散ってしまったのだろうか。

コントラストがはっきりとしない世界は、どうしてこうも幻想的なのだろう。

曇天に雨靄に桜。

これも春ならではの景色。


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胴吹き桜

空に咲く 花は風にぞ 揺れにけり 吾子の指さき 胴吹き桜

そらにさく はなはかぜにぞ ゆれにけり あこのゆびには どうふきさくら

空高く咲く桜の花は、風に吹かれて揺れているが、幹から咲いている桜の花は、我が子の指で揺れている。

あっという間に桜が開花しました!

近所の遊歩道の桜も一気に咲き誇り、見上げれば空一面の桜の花。

そのひとつひとつが風に揺れていて、春の訪れをしみじみ感じます。

本来であれば、桜の花に触れるということは、なかなか難しいこと。

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でも、幹から咲いている「胴吹き桜」は、子供にも触れる高さ。

花びらを傷つけないように、そっと優しく触れる我が子の指先。

空に咲き誇る桜も見事ですが、触れられる場所に咲く桜もまた美しい。

今週末は長雨の予定。
どんな天候であっても、美しく咲き続ける桜を楽しもうと思った一日でした。


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津軽百首(冬の会話)

「降ったナァ」「降ったっきゃノ」と白い息 小さな雪山 カラフルスコップ

ふったなあ ふったっきゃのと しろいいき ちいさなゆきやま からふるすこっぷ

ものすごく雪が降った次の日は、みんな朝から雪かき作業。
小さな雪山があちこちにできて、カラフルなスコップがささっている。

津軽の冬の夜はとても静か。

家の中は暖かく会話にあふれていたとしても、
しんしんと降る雪がその音を吸い込むから、
外はとても静か。

そんな雪が降った次の日は、
みんな朝から雪かきタイム。

「降ったナァ」
「降ったっきゃノォ」

「おはよう」よりも先に出る言葉。

「いづまで降るんだべ?」
「んだっきゃ、いづまでだべなァ」

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雪が止むのはわかっているけれど、
いつ止むのかがわからないのが自然の常。

小さな雪山には、
色とりどりのスコップがささっていて、
ちょっとだけ華やか。

シンプルなスコップだと雪の中で見つけにくいから、
赤・オレンジ・黄色・紫・緑・青など、
それはもういろんな色のスコップがあります。

降り積もったばかりの雪は、
まあまあ軽いから、
軽いプラスチックのスコップが一番。

積もりすぎた雪を目の前に、
みんなやれやれと苦笑いしつつ、
近況報告をしながら雪かきをしていく。

「大変だっきゃナァ」
「まんづナァ」

津軽の冬によくある、
何気ないいつもの風景。


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