津軽百首

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津軽百首

津軽百首(空き家の郵便受け)

今はもう 便りなくとも 赤錆を 纏い待つのか 郵便受けよいまはもう たよりなくとも あかさびを まといまつのか ゆうびんうけよ空き家となった玄関にある古い郵便受けよ。もう表札も外され主人はいないというのに、錆を纏いながらも、未だ便りが来るの...
津軽百首

津軽百首(祖父の教え)

「風止めば 雨が降るぞ」と 言ふ祖父の 声は消えゆく 津軽の空にかぜやめば あめがふるぞと いうそふの こえはきえゆく つがるのそらに農作業の合間、ポツリと「風が止むと雨が降るんだよ」と教えてくれた祖父。その声をかき消すかのように、風が止ん...
津軽百首

津軽百首(田植えを終えて)

津軽野の 田植え終わりて 吹く風は 麦わら揺らし 夏を呼び込むつがるのの たうえおわりて ふくかぜは むぎわらゆらし なつをよびこむ田植えの時期が終わると、津軽平野は緑一面になる。吹き抜ける風は、農作業をする人の麦わら帽子を揺らしながら、夏...
津軽百首

津軽百首(年の瀬に賑わう町)

再会の 人であふれる 年の瀬に 雪すら踊る 津軽の里よさいかいの ひとであふれる としのせに ゆきすらおどる つがるのさとよ年末に帰省する人々であふれる津軽の里は、吹きすさぶ雪すら踊っているように見えるほど、賑やかなものである。いつもであれ...
挽歌

津軽百首(川倉賽の河原)

亡き人の 御霊眠りし 川倉の 賽の河原で 後世を祈りてなきひとの みたまねむりし かわくらの さいのかわらで ごせをいのりて亡くなった人が来世で幸せに暮らせるように、静寂の中、川倉賽の河原地蔵尊で祈りを捧げる。津軽の霊場といえば、五所川原市...
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