朝もやの街

朝もやの 街は人より 鳥が鳴き ざわめく木々の 音に包まれ

あさもやの まちはひとより とりがなき ざわめくきぎの おとにつつまれ

朝もやに包まれる街は、まだ人の姿もまばらで、人の声よりも鳥や風に揺れる木々の音に包まれている。

朝もやの街。
まだ眠っている人が多い時間。

街はひっそりとしているが、
決して静かではない。

鳥の鳴き声、
木々のざわめき。

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人がいない街は、
いつもと違った意味でにぎやかだ。

もうすぐ、
街が動き出す。

彼らの声は、
またかき消されてしまうのだろう。

なら、せめて、
今だけは彼らの声を聞こう。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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