朝もやの 街は人より 鳥が鳴き ざわめく木々の 音に包まれ
あさもやの まちはひとより とりがなき ざわめくきぎの おとにつつまれ
朝もやに包まれる街は、まだ人の姿もまばらで、人の声よりも鳥や風に揺れる木々の音に包まれている。
朝もやの街。
まだ眠っている人が多い時間。
街はひっそりとしているが、
決して静かではない。
鳥の鳴き声、
木々のざわめき。
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人がいない街は、
いつもと違った意味でにぎやかだ。
もうすぐ、
街が動き出す。
彼らの声は、
またかき消されてしまうのだろう。
なら、せめて、
今だけは彼らの声を聞こう。