雨上がり 研磨せずとも 輝ける 珠となるのは 葉の涙なり
あめあがり けんませずとも かがやける たまとなるのは はのなみだなり
雨上がりの葉に残った雨粒は、磨かなくともまるで珠のように美しい。
雨上がり。
ゆっくりと空が晴れて、日の光が差し込んでくる。
きらきらと反射するのは、葉に残った雨粒たち。
雨として落ちてしまうことなく、葉にとどまったことで珠のように輝いている。
ぽたぽたと滴る雨粒は、まるで葉が流す涙のよう。
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ついさっきまで雨が降っていたのだと。
今の空は晴れていても、私はあの空から来たのだと。
晴れの日も雨の日も、同じ空なのだと。
そう、私たちに伝えている。