津軽百首(冬の帰り道)

長靴サ ついだ雪コば ほろごって 家サ入って ぬぐだまりてな

ながくつさ ついだゆきこば ほろごって いえさはいって ぬぐだまりてな

長靴についた雪を払い落として、家に入って温まりたいなあ。

冬の帰り道は、
長靴の底で固まった雪との格闘。

サクサクとした雪ならいいけれど、
ふわふわの雪は重みでギュッと固まってしまい、
これがなかなか取れません。

雪が付いたままだと、
玄関が雪解けの水で濡れたまま。

だからこそ、
家の中に入る前に、
雪をなんとか払い落として、
新聞紙を重ねた上に、
長靴を置くのです。

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手も足もほっぺも耳まで冷え切った体は、
いつのまにか寒さになれて、
あまり寒さを感じなくなるものなのですが。

それが、
ストーブで暖められた室内に入ることで、
麻痺していた感覚を取り戻すかのように、
一気に寒気がこみ上げてきます。

ストーブに当たりながら、
じんわりゆっくりと温まると、
心まで温まってなんだか眠くなる。

寒さと暖かさに幸せを感じる、
そんな冬の一日。


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寒さに備える日

「明日から、寒くなる」との 天気予報 部屋も着替える 冬に備えて

あしたから さむくなるとの てんきよほう へやもきがえる ふゆにそなえて

連日の暑さから一転、明日から一気に寒くなるとの天気予報に、急いで冬支度を始める今日この頃。

どれだけ異常気象といわれても、
時が過ぎれば、季節は変わる。

連日の暑さ故、
あまり寒さ対策もしないまま、
気が付けば十月中旬。

いよいよ、
秋らしく冷え込む日々が来るそうで。

今日は朝から冬支度。

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掃除の後に、
ホットカーペットを敷いたり、
冬用のラグを敷いたり。

エアコンもいよいよ終わりかな?
扇風機は念のため、
もう少し出しておこう。

娘の帰宅前に、
なんとか無事に終わり、
一安心。

深まる秋を楽しもう。


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薄墨の空に

赤や黄の 鮮やかさより 薄墨の 空にはくすんだ 葉色が似合う

あかやきの あざやかさより うすずみの そらにはくすんだ はいろがにあう

赤や黄色のような鮮やかな葉色は青空に映えるが、薄墨を広げた空には、くすんだ葉色の方がよく似合う。

赤や黄色の鮮やかな紅葉は、
すっきりと晴れ渡った青空によく似合う。

薄墨を広げたような空には、
くすんだ紅葉がよく似合う。

どちらが優れているわけでも、
どちらが劣っているわけでもなくて。

それぞれに、
それぞれの良さがある。

ひとつの景色も、
見方を変えれば、
別の景色になる。

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この世界は実に奥深い。

晴れには晴れの、
曇りには曇りの、
雨には雨の、
雪には雪の、
美しさがある。

季節も、
一日の移り変わりも、
人生も。

見方を変えて、
奥深い世界を見つけてみよう。

知識で知ることと、
経験で知ることは、
また違った世界なのだから。


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