デジタルの世界

アナログの 揺らぎを消すは 1と0 オンかオフかの デジタル世界

あなろぐの ゆらぎをけすは いちとぜろ オンかオフかの でじたるせかい

アナログのように滑らかではなく、あくまでも電流が流れたかそうでないかを判別して「1」か「0」で作られるのがデジタルの世界。
その電気信号が、全てを担っているのである。

私がプログラマという職業を、
将来の仕事にしようと勉強を始めた頃。

そこが、まさにネットの黎明期と言える時代だったかもしれません。

プログラマになって仕事をしていた時期ですら、
正直なところ、今のような世界になるとは思ってもいませんでした。

あくまでも、技術者がいて、
プログラムが作られる。

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実装されていない機能は、
自ら思案して作り出していくしかない。

そこから比べると、
今はサンプルプログラムも優れたプラグインもあり、
夢のような技術がすぐ使えるようになりました。

その黎明期を知っているからこそ、
全てのデジタルコンテンツは、
電気信号の「1」か「0」かで出来ているものであり、
過度な期待も幻想も抱かずにいられるのかもしれません。

デジタルの世界がどれだけ華やかで理想的でも、
現実の世界こそが、生きる世界なのですから。


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津軽百首(春遠い日)

津軽野の 弥生の空は 青くとも 雪まだ深く 春遠い日々

つがるのの やよいのそらは あおくとも ゆきまだふかく はるとおいひび

津軽平野を見下ろす空は春らしく青くなってきたものの、まだまだ雪深く春は遠いと感じる日々。

季節の移ろいを感じるものは、
人によってそれぞれ違います。

肌で感じる温度、
日差しの強弱、
通り過ぎる風。

私の場合、
主に季節の移ろいに気づくのが、
空の青さです。

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春には春の、
夏には夏の、
秋には秋の、
冬には冬の、
空の色があって。

そのそれぞれの青さを見るたびに、
ああ、もうすぐ次の季節なんだと、
寂しさとともに見送るのです。

それでも、
津軽の冬は長く、
空の色だけ見れば春を感じても、
足元の雪はなかなか消えません。

ただ、それでも、
上を見れば春、
下を見れば冬という、
2つの季節が混在するあの時期が、
関東にいる今は、たまらなく懐かしく感じるのです。


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津軽百首(つららの雪当て)

軒先に 雪玉飛び交い 笑う声 つららの剣が 生まれし瞬間

のきさきに ゆきだまとびかい わらうこえ つららのけんが うまれししゅんかん

軒先にできたつららに、雪玉を当てて落とす子供達。
落ちても折れなかったつららを、氷の剣として誇らしげに持ち歩いている。

子供の頃、
冬の楽しみといえば、
雪の遊び。

雪合戦、
かまくら作り、
ミニスキーにソリ。

でも登下校の遊びといえば、
軒先のつららへの雪当てゲーム。

昔は今みたいに高い屋根じゃなかったので、
つららと屋根の境目を狙って雪玉を当てる。

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落ちたつららは折れるものもあれば、
折れずにそのまま綺麗な形のものも。

そのつららは、
氷の剣となって、
誇らしげに輝きを放つ。

どこの屋根のつららが大きいか、
どこを狙えば綺麗に落ちるのか、
休み時間に真剣に語り合ったあの思い出。

もう二度と戻らない時間だけれども、
つららを見るたびに鮮やかに蘇るのである。


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寒い朝のしあわせ

いつもより 寒さ際立つ 朝ぼらけ 寄り添う吾子の ぬくもり愛し

いつもより さむさきわだつ あさぼらけ よりそうあこの ぬくもりいとし

いつもよりも寒い朝、寄り添って眠る我が子の体温が心地よくて、より愛しく感じる。

冬の朝。
部屋の空気までも冷たい朝。

そんな寒さの中でも、
毛布と布団は暖かく。

その暖かさの中でも、
ひときわ愛しいのは、
寄り添って眠る我が子。

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すぅすぅと規則正しい寝息、
気持ち良さそうな寝顔。

もう少し、
もう少しだけ、
こうしていよう。

寒い朝の何気ない日常。

その中にある、
ちょっとだけ特別でしあわせな時間。


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津軽百首(綿のお布団)

母の愛 寒くないよう 沢山の 綿を詰めては 娘を思ふ

ははのあい さむくないよう たくさんの わたをつめては むすめをおもう

嫁ぐ娘にもたせる布団には、津軽の冬も越せるように、たくさんの綿を詰めて寒くないように祈りながら作ります。

母方の祖母が、
嫁ぐ母にもたせたお布団。

綿がぎっしりつまった、
それはそれは重いお布団。

でも、母はそれを使うことなく、
ずっと押入れに大事にしまっていて。

私たちが上京するときに、
そのお布団を持たせてくれました。

そのままではさすがに使えないので、
ふとん屋さんに持っていき、
打ち直ししてもらおうとしたところ。

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「これはいい綿だね。雪国出身の人かな?
あっちでは、寒くないように綿をたくさん詰めて布団を作るんだよね。
母の愛だよね。大事に打ち直させてもらうよ。」

そう、布団職人さんに言われました。

祖母の愛が母へ、
その母から、私たち家族へ。

打ち直した布団は、
数年に一度、新たに綿を足して、
今でも使っています。

羽毛布団では味わえない、
重くてぎっしりとした暖かい布団。

今夜もぐっすり眠れそう。


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