残桜の恋物語(風花に消ゆ・女歌)

触れずとも 伝わる心 声もなく 遠ざかる背は 風花に消ゆ

ふれずとも つたわるこころ こえもなく とおざかるせは かざはなにきゆ

触れなくても伝わってしまう心は声に出すまでもなく、愛しいあの人の背中は、ただ風花の中に消えていく。

行かないで、と言えたなら。
そばにいて、と触れられたなら。

でも、
そんなことは言えない。
そんなことはできない。

あなたの夢が叶うことを、
全力で応援したいはずなのに。

それなのに、
そばにいたいと思ってしまう。

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相反する想いに、
何もできず立ち尽くすだけ。

きっと、
触れなくても、
言わなくても、
伝わっている心。

遠ざかる背中に、
ただただ祈るのみ。

どうかあなたの夢が叶いますように。


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残桜の恋物語(風花に消ゆ・男歌)

背に受ける 強き想いは 汚れなく 風花に消ゆ 道を記して

せにうける つよきおもいは けがれなく かざはなにきゆ みちをしるして

自分を見送る人の強い想いは、迷いを消して進む道を記してくれる。

旅立つ自分を見送る視線。

言葉にしなくても、
痛いほど伝わる。

その想いがあるからこそ、
迷いは風花のように、
いつのまにか消えてしまう。

いつでも、
どんなときでも、
君のその想いは、
私を未知なる道へ誘う。

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迷わない。
ただ、前だけを向いて、
いまは進もう。

久しぶりの「残桜の恋物語」シリーズです。
夢のために旅立つ男性と、見送る女性。
それぞれの立場で詠んでみました。

明日は、女性視点の女歌をアップします。


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悪口を言われても

誹るのは 君の全てを 知らぬ人 君の心よ 悲しむなかれ

そしるのは きみのすべてを しらぬひと きみのこころよ かなしむなかれ

あれこれ悪口を言う人は、あなたのことを知らない人なのですから、そんな人に何を言われたとしても、気に病むことなんてないのです。

人から後ろ指をさされるような、
そんなことをしていたのなら、
悪口を言われるのは仕方のないこと。

でも、
悪いことをしていないのに、
悪口を言われているのなら、
それは、あなたのことを知らない人。

悪口というものは、
話す人も聞く人も言われた人も、
誰一人として幸せにならない言葉。

もし、悪口に傷ついているのなら、
その人はあなたのことをきちんと知る人なのか、
一度、考えてみましょう。

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そこまでつきあいがないとか、
そこまでわかってもらえてないとか、
そういうのであれば、
知らないから好き勝手に行っているだけ。

だから、
あなたが心を痛める必要は全くないのです。

そのくらい、
悪口はこれっぽちの価値すらない言葉。

それよりも、
自分が大切に思うこと、
自分が大切にしたいこと、
そこに心を置きましょう。


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君が寝た後

君が寝て 部屋の空気が 静けさに 変わりて星も ほっと一息

きみがねて へやのくうきが しずけさに かわりてほしも ほっとひといき

寝る前までおしゃべりする我が子が眠りにつくと、部屋の空気が一気に静かになり、きっと夜の星たちもホッとしているのだろうと思うある夜のひと時。

とにかく毎日遊びたい5歳の娘。

よく笑ってよく泣いて、
寝る直前までおしゃべりしています。

そんな娘が、
規則正しい寝息とともに、
夢の世界へ旅立つと。

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部屋の空気が一気に変わって、
静かな夜に戻ります。

賑やかで楽しいおしゃべりに、
夜の静けさもちょっと遠慮してたのか、
本当に一瞬で空気が変わります。

きっと、夜空の星も、
今頃ホッとしているんだろうなぁ。

どうか、娘の見る夢が、
楽しい夢でありますように。


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薄桃色の雪山

雪山を 薄桃色に 染めし陽や 暮るることなく 春を待たまし

ゆきやまを うすももいろに そめしひや くるることなく はるをまたまし

真っ白な雪山が夕暮れの光で薄桃色に色づいている。その色があまりにも美しく優しいので、このままで春を待てればいいのに。

雪山は、その時間ごとに色を変える。

光を照らして真白に輝き、
夕日を浴びて薄桃色になり、
夜の藍を吸い込んで青色になる。

どの雪山の色も、
それぞれに良さがあり、
それぞれの季節を思わせる。

そう、夕日を浴びた雪山は、
薄桃色の春の色。

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淡く美しいその色は、
桜の花びらの色にも似ていて。

このまま、
日が暮れることなく優しい薄桃色のまま、
春の訪れを待つことができればいいのに。

でも、それは無理な話。

だからこそ、
その情景を心に描いて、
まだ遠き春を待ち望むのです。


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