七夕の願い事

短冊の 願いよ届け 天高く 星の海原 舟で渡りて

たんざくの ねがいよとどけ てんたかく ほしのうなばら ふねでわたりて

七夕の願いを書いた短冊よ、天高く星の海を渡る舟となって、その願いを叶えておくれ。

もうすぐ七夕ですね。

娘も、幼稚園で短冊を書き、
お願い事が叶うように祈ってるようです。

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この歌は、
願いを込めた短冊が、
舟に変わって天の川を渡り、
その願いを届けるさまを詠んでみました。

ここのところ梅雨らしい雨ばかりで、
なかなか晴天はないのですが。

たとえ七夕の夜が雨だったとしても、
雲の上の空は常に晴れていることを伝え、
娘の願いは届いたと伝えたいものです。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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津軽百首(百万遍塔)

輪になりて 大きな数珠に 念仏を 唱え継がれる 百万遍塔

わになりて おおきなじゅずに ねんぶつを となえつがれる ひゃくまんべんとう

お彼岸の時期になると、大きな数珠を持ち、集落にある「百万遍」と書かれた石塔の前で輪になって数珠を回しながら念仏を唱え、祈りを捧げていた。
今はもうみることもない、遠き日の思い出。

津軽百首(百万遍塔・津軽弁)はこちら

私がまだ小学校の頃、
お彼岸になると行われる行事があった。

それは、
集落の入り口にある「百万遍」の石塔を、
大きな数珠を持ちながら、
念仏を唱えていくというもの。

参加者は、
隣近所のおじいちゃんおばあちゃんや、
その集落の子供達。

「なんまんだぶ、なんまんだぶ(南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏)」
と、抑揚をつけた念仏を唱えながら数珠を回す。

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緑のフサフサがついた一際大きな数珠玉がきたときは、
自分のおでこにつけて祈る。

念仏が終わった後は、
お供えしたお菓子をみんなで食べて、
ジュースも飲んで、大満足。

今はもう、過疎化が進んでやる人もなくなった。

それでも、
帰省時に百万遍の石塔の前を通るたび、
お辞儀をする。

今でも村を守ってくれていることへの感謝と、
ただいまの意味も込めて。


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