娘の反抗期

思いとは 違う言葉を 口に出し 怒り泣いては 抱きつく我が子

おもいとは ちがうことばを くちにだし いかりないては だきつくわがこ

本当の気持ちと反対の言葉を言ってしまい、伝わらなくて泣いて怒るものの、最後はごめんなさいと泣きついてくる我が子は、今まさに反抗期。

自分の気持ちと反対の言葉を言う。

よくよく考えると、
こんなことができるのは人間だけかもしれない。

本当は遊びたいのに、遊びたくない。
本当は食べたいのに、食べたくない。
本当は会いたいのに、会いたくない。

よくもまあ、
ここまで反対の言葉を言えるものだと、
朝から3回目の号泣を終え泣き疲れて寝た娘を見て思う。

でも。
じゃあ、なぜ反抗期があるのだろう。
わざわざこうして心と反対のことを言うのだろう。

そう考えた時、
ああ、こうして色々と学んでいくのかもしれないと、
ふと納得した。

泣き疲れて眠る前、
少し落ち着いた娘の頭を撫でながら、

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思っていることと違う言葉を言うってことは、
その言葉の方をみんな信じちゃうんだよ。

だから、どれだけ心の中で「遊びたい」と思っていても、
話した言葉が「遊びたくない」なら、遊ばないってなっちゃうんだよ。

今は、自分の心と反対の言葉を言って、
伝わるかどうかを試している時期なのかもしれないね。

ただ、何回もやってみてそろそろ気がつくと思うけど、
心で思っていても、言葉で話した方が伝わるよね。

だから、「遊びたくない」って言いたいのなら、
「本当は遊びたいけど、遊びたくない」って言ってくれたら、
ああ、本当は遊びたいんだなって伝わるよ。

自分の気持ちを、ちゃんと言葉で話すことも忘れないでね。

この話をしている最中に寝ちゃった娘ですが、
いつかわかってくれる日がくるといいなぁ。

さて、いろいろと気忙しいままですが、
この間に大掃除も始めましょうかね。

さ、がんばるぞ!


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悲しみの雪

悲しみは ただしんしんと 降りつもる 色音もなく 冷たさ増して

かなしみは ただしんしんと ふりつもる いろおともなく つめたさまして

人の悲しさというものは、色や音はないものの、雪のように冷たさだけ増しながら心に降りつもる。

祖母が亡くなり、
悲しさを実感するよりも先に、
いろいろなことに追われていた両親。

忙しいからこそ、
悲しみにくれる時間がないだけで、
そうこうしている間にも、
まるで雪のようにひっそりと悲しみは降り積もっているはず。

それは、
音もなく色もなく消えることもない。

せめて今、春なのであれば、
悲しみの中にも希望が見出せそうなものを。

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この凍えるような空。
降り止むことのない雪。

まだまだ続く厳しい冬は、
これからが本番とも言える。

どうかどうか、
この近年稀に見る豪雪はここら辺にして、
少しでも晴れ間を見せてほしい。

少しだけでも、
まだ春遠くても。

少しでも悲しみが癒えますように。


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