悲しみは ただしんしんと 降りつもる 色音もなく 冷たさ増して
かなしみは ただしんしんと ふりつもる いろおともなく つめたさまして
人の悲しさというものは、色や音はないものの、雪のように冷たさだけ増しながら心に降りつもる。
祖母が亡くなり、
悲しさを実感するよりも先に、
いろいろなことに追われていた両親。
忙しいからこそ、
悲しみにくれる時間がないだけで、
そうこうしている間にも、
まるで雪のようにひっそりと悲しみは降り積もっているはず。
それは、
音もなく色もなく消えることもない。
せめて今、春なのであれば、
悲しみの中にも希望が見出せそうなものを。
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この凍えるような空。
降り止むことのない雪。
まだまだ続く厳しい冬は、
これからが本番とも言える。
どうかどうか、
この近年稀に見る豪雪はここら辺にして、
少しでも晴れ間を見せてほしい。
少しだけでも、
まだ春遠くても。
少しでも悲しみが癒えますように。