待つを忘れる人

我先と 刻みし時を 競い合う 待つを忘るる 人の業なり

われさきと きざみしときを きそいあう まつをわするる ひとのごうなり

少しでも時間を節約したいとイライラしながら行動するのは、便利な世の中になって、待つことを忘れてしまったからなのだろう。

思えば、昔は文を送る事すら数日かかっていた。
声が聞きたいと思っていても、電話という手段すらなかった。

そして、電話ができ、家庭に普及し、家にいれば声が聞けるようになった。
でも、出かけているときは連絡手段がなかった。

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そして、携帯電話ができ、個人が持つようになり、携帯電話を持っていれば、声も聞けるし文も届くようになった。
でも、その文をよんだかどうか確かめることはできなかった。

そして、アプリが登場し、相手が読んだかどうか(既読)がわかるようになった。
でも、読んだのに連絡がこないことでイライラするようになった。

待つを忘れてしまったのは、人の業に他ならない。
合理化と便利さを追求した結果がこの状態ならば、人は一体、どこへ向かっているのだろうか。


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個性というもの

咲く花も 茂る草にも 石にすら 同じものなど ひとつもあらず

さくはなも しげるくさにも いしにすら おなじものなど ひとつもあらず

この世に存在しているすべての物は、同じものなどひとつもない。
咲いている花も、茂る草たちも、路傍の石にすら、同じものなどないのだ。

この世に存在しているものの中で、まったく同じものなど何一つない。

同じように見える花や草や石ですら、同じものはなにもないのである。

となれば、人間も一人一人が違って当たり前であり、生きている以上、みな個性的なのである。

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しかしながら、他人と比べ優劣を憂い、より個性的であろうとする人もいる。

違うのだ。人はみな、個性的なのである。
そして、自分自身とて、昨日と今日は同じではないのである。

 

 


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己が進む道

人の世に 定めというもの あるならば 我は歩まん 己が道のみ

ひとのよに さだめというもの あるならば われはあゆまん おのがみちのみ

人生に定めというものがあるならば、私は私が進む道を歩むのみだ。

人の世の定めというものは、生まれた時から決まっているのだろうか。
それとも、生きているうちに変わっていくのだろうか。

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正解は、きっと誰にもわからないのだ。
ならば私は、私が信じて進むべき道を進むのみ。

そもそも正解かどうかなど、誰が決めるわけでもない。
私が私に恥じないよう、悔いないよう、生きるのみ。

 


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準備のとき

実りをば 得んとするなら 今はただ 日々黙々と 種をまくべし

みのりをば えんとするなら いまはただ ひびもくもくと たねをまくべし

何かで成果を出そうとするのであれば、今はただひたすら種をまくように準備するべきだ。

どのような植物でも、かならず種となるものを植えて、芽を出し葉を茂らせ花を咲かせて、ようやく実りの時を迎える。

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人生においても同じ。

なにかを得ようとするならば、まずは種となるものを植えなければ始まらない。


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新たな門出

踏みしめる 桜の花びら 決意秘め 新たな門出 君に幸あれ

ふみしめる さくらのはなびら けついひめ あらたなかどで きみにさちあれ

桜の花びらを踏みしめながら思いを胸に秘めて新しい世界へ旅立つ君に、多くの幸がありますように。

新たな門出に向かう時の、あの緊張と高揚感。
さまざまな思いを抱えながらも、その一歩は強く確実に進んでいく。

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踏みしめる桜の花びらは、まるで祝福しているかのようにも見える。

どうか、君の進む道に、一つでも多くの幸せが訪れますように。

 


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