胴吹き桜

空に咲く 花は風にぞ 揺れにけり 吾子の指さき 胴吹き桜

そらにさく はなはかぜにぞ ゆれにけり あこのゆびには どうふきさくら

空高く咲く桜の花は、風に吹かれて揺れているが、幹から咲いている桜の花は、我が子の指で揺れている。

あっという間に桜が開花しました!

近所の遊歩道の桜も一気に咲き誇り、見上げれば空一面の桜の花。

そのひとつひとつが風に揺れていて、春の訪れをしみじみ感じます。

本来であれば、桜の花に触れるということは、なかなか難しいこと。

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でも、幹から咲いている「胴吹き桜」は、子供にも触れる高さ。

花びらを傷つけないように、そっと優しく触れる我が子の指先。

空に咲き誇る桜も見事ですが、触れられる場所に咲く桜もまた美しい。

今週末は長雨の予定。
どんな天候であっても、美しく咲き続ける桜を楽しもうと思った一日でした。


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白梅のはにかみ

晴れ渡る 空を見上げし 白梅の うなづく姿 見るに笑ましく

はれわたる そらをみあげし しらうめの うなづくすがた みるにえましく

澄み切った空を見上げるように咲いている白梅。
まだ冷たい風に揺れる姿は、まるで楽しそうに話をしながらうなづいているようにも見えて、とても微笑ましい。

津軽では、桜のあとに梅が咲きます。

東京に来て驚いたのは、
2月にはもう梅が咲いているということ。

これは、開花条件が異なるから。

桜は、日照時間。
梅は、気温。

大体、東京の2月くらいの気温が、
津軽で3月下旬から4月くらいでしょうか…?

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今年はすごく寒いので、
ちょっとこの例えが正しいかはわかりませんけども。

澄み切った空を背景に、
枝先にまとまって咲いている白梅は、
日本の春を伝える素晴らしい光景。

まだ少し冷たい風に揺れると、
まるで一つ一つの花が笑ってうなづいているようにも見えて。

きっと、昔からこうして春を感じていたのかなって、
懐かしいような、誇らしいような、そんな気持ちになります。

寒暖の差が激しいので、
どうかみなさまもご自愛くださいね。

春はもうすぐ。
木々の若芽が動き出すその日が楽しみです。


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一年越しの花

秋冬の 寒さを越えて 枝伸ばし 白き花咲く カマツカコケモモ

あきふゆの さむさをこえて えだのばし しろきはなさく かまつかこけもも

冬の寒さを乗り越えて、新しく出た芽が枝を伸ばし蕾をつけ、カマツカコケモモは白い花を咲かせている。

何度か短歌で詠んでいますが、
昨年、いくつか盆栽を購入しました。

初めて購入した盆栽が、
このカマツカコケモモです。

とりあえず手に取ったのですが、
枝に針金が食い込み、葉は枯れかけてて、
決して元気ではない様子。

それでも、手に取ったものを置くことができず、
購入してあれこれやりました。

食い込んでいた針金を取り除き、
小さな盆栽鉢から大きな鉢へ植え替え、
枯れた葉を取り除き、徒長枝は剪定して挿し木に。

栄養補給として肥料は強すぎるだろうから、
メネデールで無理のないように様子見。

そうこうして元気になったカマツカコケモモですが、
心配だったのは冬越えでした。

たまに雪が降るほどの寒さ、
乾燥した冷たい風。

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葉は赤紫色に変色(今思えば紅葉)し、
大丈夫なのか?と心配しつつ過ごした冬。

春先になり暖かい日が増えてくると、
葉は深い緑色に変わり、若芽も出てきました。

あとは、ぐんぐんと枝を伸ばし、
その枝先につぼみ。

そして先日、かわいらしい小さな白い花が咲きました。

花に近づくとふわっと香り、
形は全然違うのですが、なんとなくりんごの花を思い出させます。
(桜の後に咲く白い花だからかな?)

この花が終わると、小さな実ができて、
秋には赤く色づきます。今から楽しみ。

来年はもうちょっと枝を剪定したり、
針金掛けをして樹形を整えていこうと思っています。

まずは、無事に花が咲くほど元気に回復したことに、
ただただ感謝して、愛でる日々です。


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夕暮れの桜

夕暮れに 染まる桜は 色濃くも やがて消えゆく 夜の帳に

ゆうぐれに そまるさくらは いろこくも やがてきえゆく よるのとばりに

夕日に染まる桜は、より一層あたたかな色に染まるけれど、夜の訪れとともに、その色もまた消えてゆく。

今日は雨。
冬と同じくらいの寒さ。

この寒さと雨で、
桜も一気に散り始め。

ここから梅雨が始まるまで、
穏やかな日が続くかな?

そんなこんなで、
今回の短歌は「夕暮れ時の桜」です。

みなさんは、
どの時間帯の桜が好きですか?

私は、夕暮れ時の桜が大好きです。

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もちろん、
青空の下の桜も、
曇天の桜も、雨の桜も好きですが、
夕暮れ時の桜は別格。

桜はもともと儚いものですが、
夕暮れ時、あの夜になる前の光に照らされる桜は、
なお一層儚さを伝えてくれるようで。

娘もいよいよもうすぐ新学年。
幸い、今週は今日以外は天気に恵まれそうなので一安心。

上履きも買い替えたし、
ランドセルカバーも黄色は卒業。

今日は午後から一緒に歯科検診。
歯石とりはいつまでたっても苦手ですが…頑張ります。
(娘は歯医者が大好きらしいのでうらやましい)

ほんと、このまま虫歯もなく大人になるといいな。
時代とは言え、虫歯が当たり前だった時代からすると、
予防歯科に特化した現代は本当にすばらしいと思う今日この頃。

娘の学校が始まり落ち着いたら、
また毎日更新を目指しますので読んでいただけたら幸いです。

ではでは、春らしく寒暖差が激しい日々が続きますが、
どうかご自愛くださいますように。


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梅と眠る夜

春の夜に 眠りし花や 梅の花 朝日を待ちて 我も寝るかな

はるのよに ねむりしはなや うめのはな あさひをまちて われもねるかな

春の夜は、ひっそりと眠るように梅の花が朝日を待っている。明日また見事な梅を見るために、私もまた眠ろう。

春の夜。

厳しい冬を終え、
あたたかな日差しに包まれる春。

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それでも夜は、
肌寒い。

咲き始めた梅も、
ひっそりと夜の冷たさに潜み、
朝日を待ちわびているかのよう。

春の陽気は、
人も花も明るくさせる。

明日、また日の光の下に、
見事に咲き誇る梅を見るため、
私も眠ろう。


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