梅と眠る夜

春の夜に 眠りし花や 梅の花 朝日を待ちて 我も寝るかな

はるのよに ねむりしはなや うめのはな あさひをまちて われもねるかな

春の夜は、ひっそりと眠るように梅の花が朝日を待っている。明日また見事な梅を見るために、私もまた眠ろう。

春の夜。

厳しい冬を終え、
あたたかな日差しに包まれる春。

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それでも夜は、
肌寒い。

咲き始めた梅も、
ひっそりと夜の冷たさに潜み、
朝日を待ちわびているかのよう。

春の陽気は、
人も花も明るくさせる。

明日、また日の光の下に、
見事に咲き誇る梅を見るため、
私も眠ろう。


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咲き誇る花に

うららかな 春の光に 咲く花よ 姿はここに 想いは風に

うららかな はるのひかりに さくはなよ すがたはここに おもいはかぜに

春の柔らかな光に照らされて咲く花は、姿がここに残したまま、風に思いを乗せているのだろう。

柔らかな春の光の中、
さまざまな種類の花々が咲き誇る。

その鮮やかな色は、
見る者の心を癒してくれる。

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優しい春風に揺れる花々は、
きっと、ここに姿を残したまま、
自由に空を飛び回っているのだろう。

その証拠に、
花が揺れるたび、
風が通るたび。

ほら、花の香りがする。


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津軽百首(白鳥の旅立ち)

春うらら 津軽の冬に 別れ告げ 飛び立つ白鳥 北へ北へと

はるうらら つがるのふゆに わかれつげ とびたつしらどり きたへきたへと

春になり、田んぼにいた白鳥もはるか遠い北の大地へ飛び去って行く。

雪解けが始まると、
白鳥たちは故郷の北の大地へと飛び立ちます。

長い旅路になるので、
雪が解けた田んぼに残るもみ殻や米をついばみ、
たくさん蓄えます。

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甲高い声とともに、
隊列を組んで飛び始める姿は、
津軽の農作業の始まりの合図。

また冬になり白鳥が再び訪れる頃まで、
しばしのお別れです。


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サヨナラと桜

サヨナラと 言いたくなくて いつまでも 佇む私に ただ降る桜

さよならと いいたくなくて いつまでも たたずむわたしに ただふるさくら

別れの言葉を言いたくなくて佇んでいる私に、散り際を間違えない桜の花びらは当たり前のようにひらひらと舞い落ちていく。

桜の散り際は実に見事。

どれだけ人に望まれていても、
どれだけ人に惜しまれていても、
散る時は一斉に散っていく。

私といえば、
「サヨナラ」の言葉を言いたくなくて、
ただここに佇んでいる。

言えば、終わってしまう。
言えば、会えなくなってしまう。

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だからこそ、
最後の言葉が言えない。

そんな私に、
散り際を間違えない桜の花びらは、
ひらひらと降り注ぐ。

その花びらに勇気をもらって、
いつもより少しだけゆっくり息を吸って。

言おう、君に。
「サヨナラ、今までありがとう」


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桜色の光

春光に 溶けゆく桜 まどろみて 揺れる風にぞ 目覚めて香る

しゅんこうに とけゆくさくら まどろみて ゆれるかぜにぞ めざめてかおる

春の柔らかい光に、淡い桜花が透けてまるで光の中で眠っているようにも見える。
そんなとき、風がふいて花を揺らすと、思い出したかのように香りはじめていく。

駆け足で咲き始めた桜。
遊歩道の桜はもう散り始めてしまいました。

春色に染まる町並みの中、
柔らかい日差しに桜が溶けてしまいそうで。

光に透ける花弁は、
まどろんでいるかのよう。

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春風が枝を揺らし、
まるで目覚めたかのように香り始める桜。

あたたかな日差しは、
人も桜もまどろみの世界へ誘う。

心地よいこの春を、
思う存分、満喫しよう。


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