夏祭り

夏祭り いつもと違う 浴衣着て 少し背伸びの 幼き我が子

なつまつり いつもとちがう ゆかたきて すこしせのびの おさなきわがこ

園の夏祭り。いつもと違って浴衣風の甚平を着て、髪を結い上げ、少し背伸びしているような我が子。少しだけ大人になったような感じがする夏の日。

園の夏祭り。
今日はちょっとだけおめかし。

浴衣みたいな甚平。
いつもより高く結い上げた髪。

いつものカラー帽も、
通園リュックも、今日はお留守番。

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ちょっとだけ大人びたような、
緊張しているような我が子。

一緒に通っている男の子は、紺の甚平。
娘とお友達は、ピンクの甚平。

色とりどりの甚平や浴衣に身を包み、
とても賑やかな夏祭り。

成長を感じる、ある夏の日の夜。


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早起きした朝

いつもより 少し早起き した朝の 日差し優しく 思わず微笑む

いつもより すこしはやおき したあさの ひざしやさしく おもわずほほえむ

いつもより少し早起きした朝。いつものように窓を開けると、ジリジリした日差しではなく、まだ優しい光。その心地よさに、思わず微笑んでしまった。

いつもより、
少し早く目が覚めた。

二度寝してもいいのだが、
今日はなんとなく起きてみた。

いつも通り、
カーテンを開けてみると。

思った以上に、
やわらかな日差し。

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夏のギラギラ感がまだない、
清々しさだけの日差し。

ああ、少し早いだけで、
こんなにも日差しの強さが違う。

とても重大な秘密を知ったようで、
思わず微笑む。

例え夏でも、
朝の日差しはやわらかなんだ。

そう思っているうちに、
いつのまにか、
いつもと同じ日差しになっていた。


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夏とラムネ

くるくると 回るビー玉 ガラス瓶 しゅわしゅわ音を 暑さと飲みほす

くるくると まわるびーだま がらすびん しゅわしゅわおんを あつさとのみほす

うだるような暑さの中、ひんやりとしたラムネ瓶。
しゅわしゅわという軽快な音とともに飲み干すと、暑さまで和らぐような気がする。

暑い夏。
流れる汗と、じりじりする日差し。

木陰に入っても、
風は生ぬるく、まったく休めない。

こういう時は。
夏の風物詩ともいえる、あれ。

ひんやりとしたガラス瓶。

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数えきれないほどの小さな泡と、
大きくて透明なビー玉。

フタをとり、
一口飲むと、
しゅわしゅわしゅわしゅわ。

この軽快な音と、喉ごしと、甘さ。

少しだけ、
暑さが和らぐ気がする。

これからが夏本番。
今年は何本、飲むだろうか。


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夏越の祓

水無月の 茅の輪くぐりて 厄落とし 気持ち新たに 迎える文月

みなづきの ちのわくぐりて やくおとし きもちあらたに むかえるふみつき

夏越祓の茅の輪くぐりをし、半年間の厄を落とし、気持ち新たに七月から頑張ろうと気を引き締める。

夏越の祓。
半年の間にたまった穢れを払うもの。

家族でよく行く神社に、
茅の輪が設置され、その奥には七夕の短冊が。

もうそんな季節なのか。
もう今年の上半期は終わったのか。

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驚きとともに、
下半期は何事もなく穏やかに過ごせるよう、
みんなが幸せであるよう、
茅の輪をくぐりながら祈る。

神社はいつも、清らか。

この凛とした空気を吸い込むたび、
心が引き締められる。

梅雨の晴れ間のひととき。
さあ、がんばろう。


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雨のリズム

梅雨の朝 めぐみの雨と 花は咲き 葉は青々と リズムを刻む

つゆのあさ めぐみのあめと はなはさき ははあおあおと りずむをきざむ

梅雨独特の雨ばかりが続く日の朝。それでも、降り続く雨は恵みの雨だと言わんばかりに、花は咲き、葉は青々とリズムを刻んでいる。

雨が続く。
どんよりとした空。
湿った空気。
まとわりつくような息苦しさ。

梅雨の日は、
心が静かになるというよりは、
何か重くのしかかるような時期。

だが、
その雨こそが、恵みなのだと、
そう誇るかのように、
花は咲き、葉はリズムを刻んでいる。

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光があれば影がある。
晴れの日もあれば、雨の日もある。

うれしいときも、
かなしいときも、
そのどれもが、かけてはならないもの。

この雨を好きになれなくてもいい。
この雨を嫌いになってもいい。

少なくとも、
この花や木や草は、
雨を喜んでいるのだから。

あなたが無理に好きにならなくていい。


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