無為ならば 物も心も 足るを知り 過ぎたるものに 揺らぐことなく
むいならば ものもこころも たるをしり すぎたるものに ゆらぐことなく
自然とあろうとするならば、自分にふさわしいものや必要なものがどれだけかを知り、それ以上のものに心揺さぶられることはないのだろう。

豪華な料理をたくさん食べ、
みるみる大きくなるカオナシ。
皆が望むままに金を出し、
広間は狂気に包まれる。
どこまでも金を求めるモノたちと、
どこまでも称賛を求めるモノ。
ただそれは、
お互いに作用しているようで、
実はお互いが自分のことだけしか見ていない。
そんな中。
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千尋にも認めてほしいカオナシは、
望むものをあげようとあれこれ差し出す。
でも、それは千尋には不必要なもの。
拒否するほどに、
執着してなんとか認めさせようと必死になる。
千尋のためを思っているようで、
それはただの自分のエゴを押し付けているだけ。
それに気づかないカオナシは、
だんだんと苛立ってしまう。
※スタジオジブリさんより、常識の範囲内で場面写真を使用できるとのことなので、ジブリ作品の短歌をシリーズとして詠み始めてみました(詠みやすい場面からになりますので、順不同となることを予めご了承ください)