いづこより 船は来たりて 篝火の 灯り影ろふ 夜の帳に
いづこより ふねはきたりて かがりびの あかりかげろう よるのとばりに
真っ暗な闇のどこからともなく船が来て、篝火の灯りに影が色濃くなる。
夜の帳が下り、
川の水が増えて向こう岸に行けなくなると、
その川に灯りが見え始める。
その灯りは、
船の篝火で誰も乗ってないようにも見えるのだが、
岸についた船からは人ならざる者が下りてくる。
まだ夜は始まったばかり。
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これから起こることについて、
千尋は何も知らない。
なぜなら、
ここは別の世界なのだから。
※スタジオジブリさんより、常識の範囲内で場面写真を使用できるとのことなので、ジブリ作品の短歌をシリーズとして詠み始めてみました(詠みやすい場面からになりますので、順不同となることを予めご了承ください)