若芽吹く 萌黄の野をゆく 幼子の 手には蒲公英 そよ風ゆれる
わかめふく もえぎののをゆく おさごの てにはたんぽぽ そよかぜゆれる
若芽が芽吹いてきた春の野原を駆ける幼子。
その手には黄色いタンポポがしっかりと握られて、そよ風に揺れている。
若芽が芽吹き、生命力あふれる萌黄色の野原に、幼子が駆けていく。
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その手にはしっかりとタンポポが握られて、そよそよと風に揺れている。
みなぎる春の躍動感に、こちらまで元気になるようだ。
わかめふく もえぎののをゆく おさごの てにはたんぽぽ そよかぜゆれる
若芽が芽吹いてきた春の野原を駆ける幼子。
その手には黄色いタンポポがしっかりと握られて、そよ風に揺れている。
若芽が芽吹き、生命力あふれる萌黄色の野原に、幼子が駆けていく。
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その手にはしっかりとタンポポが握られて、そよそよと風に揺れている。
みなぎる春の躍動感に、こちらまで元気になるようだ。
ふゆなごり おしむかのよう はるののに さくゆきやなぎ はなのあわゆき
冬の名残を惜しむかのように、春の野に淡雪の如く雪柳が咲いている。
冬の名残りを残すこともなく、季節は春へと移っていく。
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春の到来に喜び様々な花が咲き乱れる中、淡雪のように咲く雪柳。
それはまるで、冬の名残を惜しんでいるかのよう。
はるのあめ やさしくちらす はなびらは きえかたしらず ただふりつもる
春の雨が散らす桜の花びらは、雪と違って消えることなく積もっていく。
桜が満開になったころに降る雨。
雨の滴に耐えきれず次々と散る花びらは、まるで雪のよう。
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しかしながら、雪は消え方を知っているのに、花びらは消え方を知らない。
ただただ、雨と共に降り積もっていく。
ひらひらと そらからふりし ひとひらの ちるをおしむも ときはすぎゆく
ひらひらと舞い降りてくる桜の花びらに、春の終わりを感じる。
まだ春のままでいてほしいと思うが、時が過ぎるのは変えられないのだなあ。
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今日、散歩をしていたら、もう桜の花が散り始めていた。
つい最近咲いたばかりだと思っていたのに、散るのはあっという間である。
もう少し桜の美しさを、春のにぎやかさを味わいたいと思うものの、時の流れは無情にも過ぎてゆくものだ。
めぐりあう ただそのときを まちわびて であえてはぐくむ あけびのかじつ
雄花と雌花が巡り合うという奇跡が起きた時、初めてあけびは果実となるのである。
アケビは雌雄同株ではあるのですが、雄花と雌花に別れています。
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ですから、果実が出来るためには、受粉が成功しなければいけません。
花が終われば確実に実をつけられるほかの植物と違って、運命の出会いを待たなければいけないところは、どことなく人間の男女にも通じるような気がします。
花言葉は「才能」「唯一の恋」だそうで、まさにアケビの生態を表しています。