自然

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季節の変わり目

葉の切子

見上げれば 空一面に 葉の切子 陽より優しく 我を包みてみあげれば そらいちめんに はのきりこ ひよりやさしく われをつつみて見上げれば、空を覆い尽くさんばかりの葉が切子グラスのように美しく、通す光を柔らかに変えてくれる。新緑の季節になりま...
自然

暮れなずむ空と鯉

暮れなずむ 空を見上げし 池の鯉 己が姿を 知る由もなくくれなずむ そらをみあげし いけのこい おのがすがたを しるよしもなく水の中から顔を出して、暮れなずむ空を見上げている池の鯉。自らその色をまとっていることを知るすべもなく、ただ空を見上...

苔を纏う石

さやと吹く 風にひらひら 散る花よ 我は眺る 苔を纏いてさやとふく かぜにひらひら ちるはなよ われはながむる こけをまといて春らしい柔らかな風に乗って、ひらひらと花びらが降り注いで来る。石の身である私は、苔の衣を纏うほどの長い間、この花の...

暮れの白雪

冴え返る こほりし月の 雫かや 手に触れ消ゆる暮れの白雪さえかえる こおりしつきの しずくかや てにふれきゆる くれのしらゆき手に触れれば消えてしまうこの雪は、澄み渡る月の雫だから儚く消えてしまうのでしょうか。あっという間に、今年最後の日に...
自然

乾き砂子によせて

泥濘に 隠るる涙 掬いあげ 胸に抱くか 乾き砂子よでいねいに かくるるなみだ すくいあげ むねにいだくか かわきすなごよぬかるみに撒かれる乾き砂子よ。泥が隠した涙をすくい上げて慰めるからこそ、土は乾いていくのだろうか。ぬかるみに撒かれる乾い...
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