幼子への子守唄

ほほよせる 愛しき我が子に 子守唄 懐かしさにも似た 想いあふるる

ほほよせる いとしきわがこに こもりうた なつかしさにもにた おもいあふるる

すやすやと眠る我が子にそっとほほを近づけ子守唄を歌っていると、自分も同じように歌われたのだろうかと懐かしく思う。

すやすやと眠る我が子。
その規則正しい吐息が寝息に変わるように、そっとほほをよせて子守唄を歌う。

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幼すぎて記憶には残っていないが、自分もこうやって歌を歌われたのだろうか。
そんなことを思いながら、今日も子守唄を歌う。

きっとこの子も記憶には残らないだろうが、いつか子をもうけたときに懐かしく思うのだろう。


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幼子の優しさ

幼き手 そっと触れるは たんぽぽの 小さな花弁 その根は深く

おさなきて そっとふれるは たんぽぽの ちいさなかべん そのねはふかく

幼き子が咲いたばかりのたんぽぽを大事そうにさわっている。
小さな花弁はまるで頼りなげではあるが、根はしっかりと深く地中に伸びているのだ。

道端に、たんぽぽが咲いているのを見つけた。

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「たんぽぽ」と言いながら、そっとかけより、両手で包み込むように触りはじめる幼子。
幼子が小さな花をめでている姿はとても愛らしく、心がほっこりとしてくる。

しかし、その小さなたんぽぽも、実際は地中深く根を張っている芯の強い植物。
どうかたんぽぽのようにしっかりと芯の強い子に育つようにと、祈りをこめる。


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午後の楽しみ

家事終えて 眠りし君の 横になる 途端に寄り添う 幸せな午後

かじおえて ねむりしきみの よこになる とたんによりそう しあわせなごご

子供が寝ている間に片付けておきたい家事を一通り終え、まだすやすや眠る子供の隣に横になると、起きてもないのに寄り添ってきてくれる幸せを感じる午後のひととき。

起きているとなかなかできないからこそ、お昼寝している時間にバタバタと家事を終わらせて、なんとか一息をついた瞬間、ふと睡魔が。

もうすこし寝てくれると助かると思いながら、そう願いながら、そっと眠る我が子のそばに横たわる。

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すると、まだ起きる気配がないのに、すりよってくっついてくる。

起こさないようにそっと腕を伸ばし、そうっと包み込むように毛布の上から抱きしめると、その温かさに体の緊張がほぐれていく。

何の変哲もない午後。

特別なことが起きたわけでもないのに、この時間こそが幸せだとしみじみ。
もう少し、君が目を覚ますまで、このままでいよう。


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落ち葉と我が子

カサカサと 乾いた音を 響かせて 落ち葉の競争 我が子も参加

かさかさと かわいたおとを ひびかせて おちばのきょうそう わがこもさんか

木枯らしが吹きすさぶ中、乾いた音を響かせて枯れ葉が舞っていく。
その枯れ葉を追いかけるように我が子も走るさまは、まるで徒競走でもみているようだ。

秋になり、冬の訪れを告げる木枯らしが吹くころには、あれだけあった葉で路面が埋め尽くされる。
落ちたばかりの葉と違い、もうカサカサに乾燥した枯れ葉はとても軽くてもろいもの。
少しの風でも舞い上がり、同じ場所にとどまっていることがない。

そんな枯れ葉を追いかけるように走り出す我が子。
笑いながら転びながら、一生懸命触ろうと手を伸ばす。

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その刹那、また風が吹き手のひらから枯れ葉を奪い去ってしまうのだ。
それすらも楽しそうに笑う幼き我が子。

凍えるような寒空の下でも、吐く息が白くても、まるでそこだけは熱を帯びているような暖かさに満ちている。

来年の枯れ葉の頃には、どのくらい大きくなっているのかなと、肩をすくめながら見守る自分。
季節ごとに成長していく我が子を想像する幸せな時間。


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ひな祭りで我が子を思う

煌々と 揺れるぼんぼり 桃の花 十二単の 我が子を思ふ

こうこうと ゆれるぼんぼり もものはな じゅうにひとえの わがこをおもう

雛人形や桃の花と共に飾られているぼんぼりが煌々と揺らめいている。
いつの日か、今は幼い私の娘もこのような十二単を着て嫁ぐ日が来るのだろう。

古くから伝わる幼い娘子の健やかな成長を祈る桃の節句。
豪華絢爛な雛人形のそばには、ぼんぼりの灯りがゆらめいている。

華やかな十二単を纏ったお雛様は、とても優雅で美しく見る者を魅了する。

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今はまだその意味も知らなく、ただ私のそばであどけなく笑っている我が子。
我ら両親にだけ向けられる信頼の笑顔、力いっぱい主張する泣き顔。
まだ舌足らずな言葉も、いつの間にか会話ができるようになり、さまざまな経験と思いを抱えて成長していくのだろう。

今はまだ守るべき存在ですが、ずっとずっと幼いままでいるはずもなく、いずれこの手を離れていく。
誇らしさと頼もしさと、ほんの少しの寂しさを残して旅立つ日が来るのだ。

そして、いつの日か苦楽を共にしようと思える方に出会い嫁いでいくのだろう。
まだ先のこととはいえ、いずれ来るであろうその日を、私は思わずにいられない。

どうかどうか、娘が心身ともに健やかに成長するよう、娘の将来が末永く幸せであるよう祈り続けるのみだ。


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