空の青さと海の青さ

波の上 揺れる船から 見えるのは 空の青さと 海の青だけ

なみのうえ ゆれるふねから みえるのは そらのあおさと うみのあおだけ

波の上の揺れる船から見える景色は、きっと空と海の青の世界なのだろう。

どこまでも、どこまでも続く水平線。

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空の青さと海の青さは、同じ青なのになぜ違うのだろうか。
つかめない空と、つかめてもすり抜ける海。

きっと、船の上で生活している人々の世界はこの青の世界なのだろう。

どこまでも青の世界。
私は岸辺で、その世界を想像することにしよう。


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風薫る歩道

風薫る 木漏れ日あびて 歩き出す 今は桜の 見る影もなし

かぜかおる こもれびあびて あるきだす いまはさくらの みるかげもなし

青々と茂った葉を心地よい風が揺らしている。その木漏れ日をあびながら、桜の花の余韻すらない道を歩き出す。

やわらかな香りと春の色に染め上げていた歩道。

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いつしか散ってしまった桜は、もう花が咲いていたことすら忘れさせるくらい青々と葉が茂っている。

強くなる日差しを、その葉がやわらげ、木漏れ日が心地よい。

もうすぐ梅雨が来て、そしてうだるような暑さの夏が来る。
せめて今だけは、この清涼さを満喫していよう。


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人の高さ

天高く そびえ立つビル 並べても 人の高さは 変わるでもなく

てんたかく そびえたつびる ならべても ひとのたかさは かわるでもなく

空に届きそうなほど高い高層ビルを作れたとしても、人本来の持っているものが変わるわけではないのだ。

空高くそびえ立つ高層ビル。
当たり前のようにそこで生活する人々。

その景色は、昔であれば神がすんでいるであろうと思われた空そのもの。
いつしか人間は、その空で生活ができるところまで進化したのだ。

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否、進化したのは技術であり、人ではない。
文明の力がなければ、人はむしろ退化しているかもしれないのだ。

どれだけ力を得たとしても、どれだけ権力を得たとしても、人が出来ることは本来たかが知れている。

決して、自然よりも優れていると驕ってはいけないのだ。


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水が満ちた田んぼ

里山に 連なる田んぼ 水満ちて きらきら光る 青空の下

さとやまに つらなるたんぼ みずみちて きらきらひかる あおぞらのした

田植えが終わった田んぼは、水が張られて青空を映しきらきらと輝いている。

収穫が終わり休ませていた田んぼが、水を張られ息を吹き返す。

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それは、春が来た知らせでもあり、豊かな実りのための第一歩でもある。

きらきらと光を映す水面にそよぐ植えられたばかりの稲は、風に揺れて少し頼りない。
だが、季節が夏に変わるころには、水面に映る空が見えなくなるほど葉が生い茂る。

そしてやがて、一面が黄金色になっていく。
季節は何度でも途切れることなく変わっていくのだ。


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夕暮れマント

足早に 地に隠れるよう 沈む陽の マントは夜の 帳に変わる

あしばやに ちにかくれるよう しずむひの まんとはよるの とばりにかわる

まるで急ぐかのように沈む夕日のマントは、夜のとばりそのもので、ゆっくりとあたりを夜に変えていく。

夕暮れ時の空。
地に隠れるように沈む夕日は、オレンジ色のマントで空を覆う。

そのマントはゆっくりと青に変わり、夜の帳となっていく。

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毎日の光景なのに、なぜ夕暮れ時は切なくなるのだろう。
昨日も、今日も、明日も、また陽は沈むのに、なぜ胸は痛むのだろう。

それはきっと、あまりにも大きく、そして、あまりにも早く沈みすぎるからだ。
近く感じたと思えば沈んでしまい夜になる。戻ることはできない。

ただ夜がそこにやってくるだけなのだ。


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