秋雨の日に

雨が降り 窓が曇るる 秋の日に 暖を求めて 膝のる我が子

あめがふり まどがくもるる あきのひに だんをもとめて ひざのるわがこ

雨が冷たくなり窓が曇るようになった秋の日は、娘がずっとお膝でだっこをせがんでいます。その心地よいあたたかさに心も暖かくなります。

雨が続いていた秋の日。

いつのまにか、
涼しい雨は冷たい雨にかわり、
窓がうっすら曇り始める。

ストーブを出すかどうか悩むような日、
「きょうはすずしいね」と娘がだっこをせがむ。

雨だから公園はおやすみ。

スポンサーリンク

お膝に抱っこされた娘に、
絵本を読む。

ももたろうに大興奮。
たまにアンパンマンとコラボ。

小さな娘のキラキラした瞳と心が、
お部屋をあたたかくしてくれるよう。

晴れたら、
公園に行こうね。

そんな約束をしながら過ごす、
何気ない秋雨の日。


うたのわに参加しています。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

雨の次の日

雨が去り 日差しとともに そよぐ風 深く吸い込み 心も乾かす

あめがさり ひざしとともに そよぐかぜ ふかくすいこみ こころをみたす

激しい雨が過ぎ去って、眩い日差しと吹き抜ける風。
湿り気のある風ではなく、軽やかな風なので思わず深呼吸。重苦しい気持ちも軽くなるようだ。

梅雨の中休み。
暗く長い雨が一旦止んで、
今日は朝から青空。

眩しい日差しが心地よい。

スポンサーリンク

吹き抜ける風も、
梅雨独特の湿り気のある風ではなく、
さわやかな軽い風。

どうしても、
どうしても梅雨の時期は、
気分が滅入りがち。

でも、この軽い風を
胸いっぱい深く吸い込んで、
湿った心を乾かそう。

また明日から雨でも、
きっとがんばれるから。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

夜の雨音

暗闇に 響きわたるは 絶え間なく 降り続ける雨 止み方知らず

くらやみに ひびきわたるは たえまなく ふりつづけるあめ やみかたしらず

台風の影響で、激しい雨が降り続いている。
夜なので窓を開けてはいないが、雨音を聞く限り、止む気配もなく降り続けている。

夜の雨。

暗闇の中、
雨音だけが部屋に響いている。

日中の雨と違い、
夜に振り続ける激しい雨は、
心を不安にさせる。

スポンサーリンク

きっとそれは、
遥か昔の人の記憶なのだろう。

今は絶対に安全な家の中で、
止み方を忘れたかのように降り続ける雨を、
その雨が鳴らす雨音を聞いている。

いつか雨は止む。

わかっていたとしても、
暗闇の中で降り続ける雨は、
もしかしたら止まないんじゃないかと、
なぜか心をざわつかせる。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

虹の橋

雨上がり 鉛色の雲 おしのけて 空に架かるは 虹の七色

あめあがり なまりいろのくも おしのけて そらにかかるは にじのなないろ

雨上がりの空に、虹がかかっている。ついさっきまで雨を降らせていた鉛色の雨雲をおしのけるように、色鮮やかな七色が映えている。

雨上がりの空。
鉛色の雲がまだたちこめている。

ゆっくりとお日様が顔を出すと、
それに合わせるかのように、
虹の橋が空に架かる。

重苦しい空色と対照的な、
虹の七色。

スポンサーリンク

もう少しすれば、
この雨雲も消えてしまうのだろう。

そして、
この虹もまた、消えてしまうのだろう。

いつのまにか青空になり、
雨が降っていたことなど忘れてしまうのだろう。

また、次の雨が降るまでは、
空は青いものと誰もが思うのだろう。

雨も虹も、儚いもの。
だからこそ、人の心に残るのだろう。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

雨のリズム

梅雨の朝 めぐみの雨と 花は咲き 葉は青々と リズムを刻む

つゆのあさ めぐみのあめと はなはさき ははあおあおと りずむをきざむ

梅雨独特の雨ばかりが続く日の朝。それでも、降り続く雨は恵みの雨だと言わんばかりに、花は咲き、葉は青々とリズムを刻んでいる。

雨が続く。
どんよりとした空。
湿った空気。
まとわりつくような息苦しさ。

梅雨の日は、
心が静かになるというよりは、
何か重くのしかかるような時期。

だが、
その雨こそが、恵みなのだと、
そう誇るかのように、
花は咲き、葉はリズムを刻んでいる。

スポンサーリンク

光があれば影がある。
晴れの日もあれば、雨の日もある。

うれしいときも、
かなしいときも、
そのどれもが、かけてはならないもの。

この雨を好きになれなくてもいい。
この雨を嫌いになってもいい。

少なくとも、
この花や木や草は、
雨を喜んでいるのだから。

あなたが無理に好きにならなくていい。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク