金色の空

金色に 街を染めたる 西の陽や 風に誘われ 影を伸ばして

こんじきに まちをそめたる にしのひや かぜにさそわれ かげをのばして

夕暮れ時の街並みは金色の光に染まり、通り抜ける風が誘うように影を伸ばしていく。

連休も終わり、昨日から日常に戻ったものの、やはりあれこれといろいろありまして。

ドタバタしているとあっという間に夕方に。

日が長くなっているからいいものの、もう5時近く。

ベランダに干した洗濯物を取り込もうとサンダルを履いたら、ちょうど西日が当たる時間帯。

金色に輝く西日が、いつもの見慣れた風景を特別な色に変えていて。

スポンサーリンク

ああ、西日ってこんなにきれいなんだなって思いました。

ちょうど涼しい風も吹いてきて、ミニ盆栽たちも嬉しそうに揺れていて。

なんだか焦っていた心も、ふっと軽くなりました。

きれいな西日を見せてくれてありがとう。

ちょっと得した気分になった出来事でした。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

森の声

森に棲む 木霊の声に 魅入られて 岩も緑に 染まりゆくなり

もりにすむ こだまのこえに みいられて いわもみどりに そまりゆくなり

あの大きな岩たちが苔むすのは、きっと森に棲むといわれる木霊の声に魅入られたからなのだろう。

深い森。

古くから、森には木霊という精霊が棲むといわれている。

虫も鳥も動物もいるはずなのに、深い森においては、木々の存在感が圧倒的。

折り重なる枝は太陽の光を薄暗くし、吹き抜ける風は木の幹でそよ風に変わる。

そんな静寂に包まれた森。

その静寂はもしかしたら、木霊の歌声なのかもしれない。

スポンサーリンク

音なき音を奏でる木霊。

その歌声に魅入られ、聴き続けるほどに星霜を経て。

岩も気づかぬままに、苔むすのでしょう。

森には不思議が潜んでいる。

人の知らない世界。

誰も知らない世界。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

野の花の風

新緑に わずかに香る 野の花の 風は優しく 髪を梳かして

しんりょくに わずかにかおる ののはなの かぜはやさしく かみをとかして

新緑の風は、かすかに野の花の香りを宿して、私の髪を梳かすように通り抜けていく。

広がる空の下。
木々たちは葉を豊かに茂らせ、春の終わりを告げている。

吹き抜ける風はとても心地よく、ずっと感じていたいほど。

ほのかに感じる花の香りは、一体、何の花なのだろう。

スポンサーリンク

風が通り過ぎるたびに、髪を梳かしてくれるよう。

さわやかな春の終わり。

もうすぐ夏が始まるこの時期。

夏に向けて体力をつけておこうと思う今日この頃。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

木漏れ日模様

遊歩道 空へと伸ばす 木々の枝 光と影が 織りなす世界

ゆうほどう そらへとのばす きぎのえだ ひかりとかげが おりなすせかい

遊歩道を歩いていると、木々の枝からこぼれる光で模様ができていた。

春土用になり、大分緑が増えてきました。

桜もあっという間に若葉をつけ、街路樹も新緑の葉が色濃くなる季節。

遊歩道を歩いていると、木漏れ日で模様ができていました。

真夏になれば、完全に木陰になる遊歩道。

スポンサーリンク

夕暮れには消えてしまう、今だけの模様。

何も変わらないように見えて、季節は確実に変わっていく。

変化に気がつくかどうかは、心を向けているかどうか。

たまには、いつもの風景の中に、違う視点で見てみましょう。

なにか新しい発見があるかもしれません。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

春に舞う

吹き抜ける 風に誘われ 目をやれば 花は揺らめく 春の宴に

ふきぬける かぜにさそわれ めをやれば はなはゆらめく はるのうたげに

いつもより強く吹く春の風に誘われるまま振り返ってみると、色鮮やかな花たちが揺れて、まるで春の宴の中で舞を披露しているかのように見える。

春の風が吹く。
いつもよりも強く。

その風の行方が気になって、振り返ってみれば。

風とダンスをするかのように、揺れている花たち。

スポンサーリンク

春が来た喜び。
風が吹く喜び。
花が咲く喜び。

幾度となく吹く風に、その都度うれしそうに揺れる花たち。

花たちとダンスした後の風は、透き通るような空へと向かう。

いろんな喜びの声を、見守っている空へと報告しに。

だからこそ、人は、空を見ると心が癒されるのでしょう。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク