2021年あけましておめでとうございます

仄暗き 雲を散らすは 初日の出 姿なくとも 胸に届きて

ほのぐらき くもをちらすは はつひので すがたなくとも むねにとづきて

仄暗い雲を散らすかのように強い光を放つ初日の出。たとえ雲が厚く光が見えなかったとしても、心にはしっかりと届くでしょう。

新年、あけましておめでとうございます!

昨年は作品を詠んでいただきありがとうございました。
今年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

日本海側の大寒波はまだしばらく続きそうですので、
どうか暖かくしてお体をご自愛くださいますように。

私事ではありますが、昨年末で、
青森から東京に引っ越してちょうど十年になりました。

十年になったということもあり、
今一度、新たな気持ちで十年を迎えたいと思い、
引っ越し当時と同じようにお部屋をリセットしようと、
秋ごろからずーっと断捨離やら片付けやら大掃除をしてました。

最初は主人と二人きりでしたが、
ありがたく娘にも恵まれて、
今年の春にはいよいよ小学生になります。

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大きなけがや病気もなく、
家族全員が健やかに過ごせたことに心から感謝をして、
また新たな気持ちで新年に臨みたいと思っております。

…と言ってはおりますが、まだ全部は片づけきれてないのが現状で(苦笑)

狭い部屋ですので、レイアウトなどを考えつつ、
もうしばらくリセット期間は続きそうです。

片付けや掃除を隅々までして、
納得するお部屋になったら、また短歌創作に励みたいと思います。

新型コロナで大変な時期ではありますが、
だからこそ、一日一日を丁寧に過ごす大切さをかみしめています。

どうかどうか、みなさまにとって幸多き一年になりますように。
そして、新型コロナが一日も早く落ち着きますように。


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本質を見る大切さ

言の葉は 人の意思まで 変えるもの 我の心は 我のものとぞ

ことのはは ひとのいしまで かえるもの われのこころは われのものとぞ

言葉は人の心や考えまで変えてしまうもの。だからこそ、自分の心は自分で調べて納得したものだけで満たしたい。誰のものでもない、自分の心なのだから。

種苗法改正について、いろいろと騒がれていますね。
これ、かなり間違った情報が世間で流れていると思うのですが…。

まず、この種苗法改正についてですが、
農家が困るものではなく、農家を守るものです。

実際に、私の実家だけではなく、
日本の農家が憂慮している問題なのです。

それは、新しく品種改良したものが、
他国にことごとく盗まれてしまうことに対しての防御策です。

テレビなどの情報では、「ガーデニングができなくなる」「個人販売などで野菜を売れなくなる」「おすそわけできなくなる」と騒がれているようですが。

「一般品種」であれば、法改正されても全然問題ありません
「登録品種」であれば、自家増殖するときに許可が必要になります。

そして、自家増殖して栽培できるものは「一般品種」がほとんどです。
「登録品種」のものは、自家増殖すると品質劣化しやすいので、わざわざ自分で増やそうと思うより、新しい苗を買う人のほうが多いのです。

私の実家はブドウ農家。
祖父の時代から始め、今も父と母が毎日がんばって作っています。
それこそ、昭和の時代がまだリアルに続いているような土地です。

ブドウは種があるから敬遠されがちでした。
スイーツのトッピングにしたいと思っても、
種があることはマイナスにしかならず…

そんななか、
「シャインマスカット」という品種が開発されました。

種なしでなおかつ大粒で型崩れもしにくく甘くておいしい。

ブドウ農家としては、もう夢のような品種。
やっと、やっと、手に入れた、農家の希望の品種。

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2006年に日本において品種登録を実施したのはいいのですが、
輸出を想定していなかったため、国外での品種登録を行わなかったのです。
国外への品種登録は、国内の登録から6年以内に行うことが定められているので、
2012年の申請期限を過ぎてしまいました。

その結果、何が起きたのかといいますと…

国外では品種登録がされていないため、合法的に栽培し放題になってしまいました。
日本で品種開発されたのに、その技術料も払われることもなく、他国が他国へ売って暴利を得ているのです。

農作物の品種を改良するというのは、想像以上に時間がかかるものです。

研究者の方々が何年も研究をし、実際に育てて、病害虫や生育方法のデータをとり、さらにそこからまた育てて…を繰り返します。

それこそ、何年もの歳月をかけて。

実際に果樹栽培してみるとわかると思いますが、今年、小さな苗木を植えたから、来年は収穫できるというものではありません。
木が十分に生育し、花をつけ、やっと果実になるのです。
それも、一年に一度。三か月ごとに取れる果実など存在しません。

そこまでして開発し、病害虫に強く、農家の方が栽培しやすいようにされた種が、
いとも簡単に盗まれてしまう。
そして、そこで大量に栽培され、市場に流通し、結果として値下がりして農家を苦しめるのです。

それを防ぐのが、今回の種苗法改正の目的です。
今は、遺伝子を見れば、登録されたものかどうかすぐわかります。
この時代だからこそ、やっと、やっと種を開発している方々の権利を守れるようになったのです。

反対を唱えるのは簡単です。

では、種苗法改正せずに、どうやって日本の農業を守るのでしょうか?
反対意見を言うのであれば、必ず、代替え案まで考えるべきだと思います。

農家の声が聞こえないのは、多くの農家(私の実家を含め)は、ネットなどの情報を得ることもないのが現実です。
だから、声が上がっていないだけです。

声が大きい人だけの話を聞いて、それがすべてだと思い込まないでください。

そして、どうかどうか正しい情報を得て、そのうえで、賛成か反対かを決めてほしいと切に願います。


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良いお年を

身も家も 祓い清めて ゆく年を 見送り待つは 新しき年

みもいえも はらいきよめて ゆくとしを みおくりまつは あたらしきとし

大掃除が終わって早めのお風呂も終え、今年一年を家族であれこれ語らいながら、新しい年を待っている。

今年も一年、おつかれさまでした。
そして、短歌を読んでいただきありがとうございました。

2019年の後半は、
いくつか短歌を詠んではいたのですが、
ゆっくりと推敲する時間が取れないままに年末になってしまいました。

2020年は推敲中の短歌はもちろんのこと、
いろいろなジャンルにも挑戦して詠んでいきたいと思います。

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令和元年は、いろんな経験をした年でした。
楽しいことばかりではなかったですが、
無事にこうして年末を迎えられてホッとしております。

娘も春には年長さん。
あんなに幼かったのがもう遠い昔のように感じられます。

大掃除も終わり、早めのお風呂に入ったら、
のんびりと今年の出来事を振り返りながら大晦日の夜を過ごします。

みなさまも良いお年を。
今年一年、本当にありがとうございました。


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亡き祖父と英霊を偲び

英霊と 呼ばれし者にも 家族あり 流れた涙 忘れてならぬ

えいれいと よばれしものにも かぞくあり ながれたなみだ わすれてならぬ

英霊と呼ばれた人たちも、私たちと同じように家族があったはず。国のため家族のためを思い亡くなった方々を、どうして忘れることができましょうか。

今年も夏が来た。
毎年、この時期になると、
亡き祖父を思う。

私の祖父は、
戦争経験者で、
シベリア抑留を体験した。

ちょうど私が小学生になり、
授業で戦争について学んだ時、
祖父に質問したことがある。

いつも、
寡黙で穏やかで、
書と水墨画を趣味とする、
大好きな祖父。

その祖父が、
とても苦しそうな顔で言った。

亡くなった仲間たちのことを夢に見る、と。
帰ってきて食べた白米のおにぎりが、人生で一番うまかった、と。

私は、
この祖父が、
こんなに優しくて慈悲深い祖父が、
そんな思いをしていたのかと思うと、
幼いながらにも、
胸が張り裂けそうだったことを覚えている。

祖父に戦争について聞くと、
「終わった事。
全て終わったことなんだ。
こうして、ここにいられるだけで幸せだ」と。

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祖父が私や家族を思うように、
私が祖父を思うように、
英霊と呼ばれた人たちにも家族があり、
流れた涙があったはず。

国を思い、
愛する人を思い、
家族を思い、
戦火に散った人々を、
どうして忘れることができましょうか。

誰が、好き好んで戦などしましょうか。

遺された私にできることは、
せめて、安らかに、心穏やかに眠れるよう祈るのみ。

平和であることを当たり前と思ってはいけない。
この平和は、数々の命と涙の上に築かれたもの。

願わくば、
国のため家族のために命を賭した方々を、
心から尊ぶことができる世の中になりますように。

うたのわに参加しています。

 


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空に広がる天の川

七夕の 空に広がる 天の川 願いよ届け 遥か彼方へ

たなばたの そらにひろがる あまのがわ ねがいよとどけ はるかかなたへ

七夕の日の空には、天の川が広がっている。
この川を上って、願いは遥か彼方へ届けられていくのだろうか。

星たちがひしめき合う天の川。

川のようでもあり、
竜のようでもあり、
遥か彼方へといざなう。

一年に一度の七夕の日。

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各々の願いを、
天に届けるのは誰なのだろうか。

きっと、
この数多の星がささやき合い、
糸を紡ぐように運ぶのだろう。

願いはいつか、
形となって、ね

どうか、願いが叶いますように。


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