非日常もまた日常

日の本の 大地は芽吹き 空青し ただ変わりしは 人の世だけと

ひのもとの だいちはめぶき そらあおし ただかわりしは ひとのよだけど

今はまさに非日常で混乱の日々だけど、それでも、空は青いままで、大地は芽吹いている。

非常事態宣言が発令され、
多くの日常が遠い昔のように感じられるほど、
先の見えない日々が続いています。

新型コロナウイルスが話題に出てから数ヶ月。
そう、たった数ヶ月の間に、
世界がこんなことになるなんて想像だにしませんでした。

娘の幼稚園も連休明けまでお休みとなり、
ずっと家にこもっています。

公園で遊びたい気持ちもあるとは思いますが、
新型コロナの怖さを知っているせいか、
家の中で過ごすことに愚痴を言うことはほぼありません。

そんな中、ふと、気がついたことがありました。

主人に娘を預けて、
必要最小限の買い出しを済ませ、
両手に荷物を持ちながら、
帰り道で見上げた空。

ああ、空は青いなあ。

そして、足元を見れば、
すみれやたんぽぽがいつもと同じように、
春の終わりを告げている。

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こんな混乱の中なのに、
空は青いし、花は咲き誇っている。

そう、混乱しているのは、あくまでも人の世だけなのだと。

先の見えないことに関して、
心を平穏に保つことはとても難しいことですが。

どうか、心が辛い時は、
空を見上げてみてください。
そして、足元にある草花をみてください。

混乱することなく、
ただいつもと同じように移ろう季節を刻む自然は、
心の不安を慰めてくれるはずです。

明けない夜はなく、止まない雨もない。
同じように、
ずっと昼のままではなく、ずっと晴れのままでもない。

ただ、今は、目の前のことに集中し、
ざわつきがちな心を少しでも落ち着かせて、
この混乱の中でも冷静さを保ちましょう。

一人一人が冷静さを持ち続ければ、
きっとこの困難も乗り越えられると信じています。


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人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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