寒の戻り

紅白の 梅が震える 薄雨に 春は潜める 寒は戻りて

こうはくの うめがふるえる うすさめに はるはひそめる かんはもどりて

紅白の梅が咲いたというのに、寒の戻りで冷たい薄雨に震えているようだ。

昨日の暖かさとは変わって、
今日はずいぶんと冷え込みました。

薄雨はさらに冷たさを増して、
咲き誇る紅白の梅も、寒さに震えるかのよう。

スポンサーリンク

こんなとき、
まだ念のため置いている冬用コートが大活躍。

季節の変わり目は、
体調を崩しやすい日。

どうかご自愛くださいますように。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

満開の梅

やわらかな 光と共に 梅は咲き 香の風そよぎ 春を届ける

やわらかな ひかりとともに うめはさき かのかぜそよぎ はるをとどける

春特有の柔らかな光を受けて、梅の花が咲き誇る。その梅の香がそよ風にのって春を届けていく。

3月になり、一気に春めいてきました。

梅の花も満開になり、
光りはいつにもまして優しく、
風も優しく吹き抜ける。

春だなあ。

そんな言葉をつい言いたくなるような、
あたたかい気持ち。

盆栽たちが無事に冬越えできたことに、
心底ほっとしています。

スポンサーリンク

寒さに耐えたカマツカコケモモは、
冬の寒さで赤紫色の葉に変わったものの、
ここ数日の暖かさで緑色に戻ってきています。

柔らかだった若葉が、
冬を越え、厚く強く張りがある葉に変わり、
新しい芽を雨風から守るかのよう。

ずっと春なら穏やかで過ごしやすいのに。

誰もが一度は思うことかもしれませんが、
植物を見るとそうではないと思い知らされます。

厳しい冬を耐えることも、
花を咲かせ実をつけ枯れていくことも、
自然の理を知れば当たり前のこと。

今は穏やかな春の光を存分に、
春を満喫しましょう。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

黄昏の悲しみ

黄昏の 空にぞ人は 悲しみに 暮れてひそかな 星を夢見る

たそがれの そらにぞひとは かなしみに くれてひそかな ほしをゆめみる

黄昏の空に人は自分の悲しみを重ねるものなのでしょう。
それは、この後に来る夜の深さと、闇に染まらぬ星があることを知っているから。

戦争のニュースが続いています。

当事者でない以上、
安易な考えで発言することは憚られますが、
人が人を傷つけることに、深い悲しみがあります。

しかしながら、
いくら言葉で話しても、
約束を破り、嘘をつくような国は、
話し合いでは成立しません。

話し合いというのは、
お互いの立場を尊重し、
決めたことを順守するという信頼のもとにできること。

約束を反故するような国とは、
いくら話し合いをしたところで、
行きつく先は武力で解決となってしまうのでしょう。

力と力では解決はしませんが、
力を持たなければ、ねじ伏せられてしまうのもまた事実。

話し合いをするステージに立つうえでも、
力を持つことは必要なのだと個人的には思います。

以前も書いたと思いますが、
祖父は第二次世界大戦でシベリア抑留の経験者でした。

祖父から聞いた話は悲しみにあふれていて、
亡くなった部隊の夢を見ることもあると。

あれだけ寡黙で、
自然と書と絵を愛した祖父の心の傷は、
想像することも憚られるほどの深さだったことでしょう。

スポンサーリンク

それでも。

「すべては終わったこと。
今が平和なら、それでいい。」

その祖父の言葉は、
幼い私の胸にずっと残っています。

悲しみを、苦しみを、痛みを、
それを過去とすることはどれほどつらいことだったでしょう。

でも、それでも、
暗い闇の中に光る星のように。

仄暗い感情の中にあっても、その良心が、
それこそが、人間として生きる道なのだと。

今は情報社会。

国と国の争いだけではなく、
個人の意見も意思も伝えられる世の中となりました。

昔のような大義名分という言葉は、
今の時代は真実以外では認められません。

だからこそ、
個々の良心が大きな光となることを願っています。

ただただ、一日も早く終結することを。
そして、戦火で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク