一年越しの花

秋冬の 寒さを越えて 枝伸ばし 白き花咲く カマツカコケモモ

あきふゆの さむさをこえて えだのばし しろきはなさく かまつかこけもも

冬の寒さを乗り越えて、新しく出た芽が枝を伸ばし蕾をつけ、カマツカコケモモは白い花を咲かせている。

何度か短歌で詠んでいますが、
昨年、いくつか盆栽を購入しました。

初めて購入した盆栽が、
このカマツカコケモモです。

とりあえず手に取ったのですが、
枝に針金が食い込み、葉は枯れかけてて、
決して元気ではない様子。

それでも、手に取ったものを置くことができず、
購入してあれこれやりました。

食い込んでいた針金を取り除き、
小さな盆栽鉢から大きな鉢へ植え替え、
枯れた葉を取り除き、徒長枝は剪定して挿し木に。

栄養補給として肥料は強すぎるだろうから、
メネデールで無理のないように様子見。

そうこうして元気になったカマツカコケモモですが、
心配だったのは冬越えでした。

たまに雪が降るほどの寒さ、
乾燥した冷たい風。

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葉は赤紫色に変色(今思えば紅葉)し、
大丈夫なのか?と心配しつつ過ごした冬。

春先になり暖かい日が増えてくると、
葉は深い緑色に変わり、若芽も出てきました。

あとは、ぐんぐんと枝を伸ばし、
その枝先につぼみ。

そして先日、かわいらしい小さな白い花が咲きました。

花に近づくとふわっと香り、
形は全然違うのですが、なんとなくりんごの花を思い出させます。
(桜の後に咲く白い花だからかな?)

この花が終わると、小さな実ができて、
秋には赤く色づきます。今から楽しみ。

来年はもうちょっと枝を剪定したり、
針金掛けをして樹形を整えていこうと思っています。

まずは、無事に花が咲くほど元気に回復したことに、
ただただ感謝して、愛でる日々です。


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津軽百首(春の訪れの2首)

田園の 土は乾きて 水を待つ 岩木の神の 御手に抱かれ

でんえんの つちはかわきて みずをまつ いわきのかみの みてにいだかれ

春日和 薄水色の 空に浮く まだ雪残る 津軽の富士よ

はるびより うすみずいろの そらにうく まだゆきのこる つがるのふじよ

ご無沙汰しております。
4月の中旬から、体調を崩し気味で、
なかなか更新できなかったのですが、
ようやっと回復しました!

ということで、父から送られてきた写真より、
津軽に春が来たという二首を詠みました。

これは、我が家の畑から見える岩木山の写真で、
父が農作業中に撮影したもの。

手前が田んぼで、
一本だけ写っている枝は、
ブドウの剪定をしたものが入り込んだのでしょう。

あぜ道の萌黄色は、
数えきれないほどのフキノトウの色。

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幼いころか見ていた風景。
ただ、あぜ道の向こうの盛り土は以前はリンゴ畑だったもの。
そこはちょうど、母が手間取りとして働いていた場所。

私が幼いころは、
あちこちの畑からラジオが流れていて、
楽しい笑い声やいろんな作業の音があふれていました。

今はひっそりと、
まるで最初からそうだったように、
ただ春を告げる風だけが通り過ぎてゆく。

それでも、
この写真を見るだけで、
土のにおいや田んぼの水の流れ、
風に揺れるフキノトウやたんぽぽ、
作業の合間に食べるお菓子やジュース、
そして、みんなの笑顔。

まだ雪残る卯月の岩木山は、
まるですべてを知っているかのように、
そんな思い出もすべて包み込むかのように、
今日も津軽平野を見守っている。

・・・ということで、
また積極的に短歌を詠んでいきますので、
ぜひお時間のある時にまた見ていただけたら幸いです。


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波は人の心

暴風に 波は荒ぶり怒れども 風去り行かば 凪に戻りて

ぼうふうに なみはあらぶり いかれども かぜさりゆかば なぎにもどりて

暴風にさらされれば波も怒りのままに荒れ狂うけれども、その風が去っていけばまた穏やかな海に戻るでしょう。

人の心というものは、
何もなければ、穏やかなものなのでしょう。

心が荒ぶるときは、
必ず何かきっかけがあるもの。

それは、
暴風にさらされた波が、
荒波となって岩に打ち付けるように。

普段は穏やかな人であっても、
抑えきれないほどの怒りに我を忘れてしまうことでしょう。

でも、荒波は、
風が過ぎ去ればまた穏やかな波へと戻ります。

ただ、人の心はそうはいきません。

一度わきあがった怒りの感情は、
たとえその出来事が過ぎ去ったとしても、
安易に消えてはくれないもの。

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それでも、
時が過ぎ、誰かのやさしさにふれ、
自然と共に過ごすうちに、
心はまた穏やかな時に近づくもの。

ただ、そこは前と同じ場所ではなく、
深く負った傷は残ったまま見つけた場所。

そう考えると、
人の心は同じ場所にとどまるということはないのだと、
改めて思うのです。

新生活が始まり、
いろいろなことがあると思いますが。

どんな失敗をしても、
どんなに後悔しても、
どんなに傷ついたとしても。

その傷は消えることはないけれど、
いつか癒えていくものだと思うことができれば、
少し心が楽になるかもしれません。

今は春。
いろいろなところで芽吹き、
葉は茂り、花が咲いています。

その命の息吹を感じられることができれば、
あなたの心もきっと、癒されていくことでしょう。


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夕暮れの桜

夕暮れに 染まる桜は 色濃くも やがて消えゆく 夜の帳に

ゆうぐれに そまるさくらは いろこくも やがてきえゆく よるのとばりに

夕日に染まる桜は、より一層あたたかな色に染まるけれど、夜の訪れとともに、その色もまた消えてゆく。

今日は雨。
冬と同じくらいの寒さ。

この寒さと雨で、
桜も一気に散り始め。

ここから梅雨が始まるまで、
穏やかな日が続くかな?

そんなこんなで、
今回の短歌は「夕暮れ時の桜」です。

みなさんは、
どの時間帯の桜が好きですか?

私は、夕暮れ時の桜が大好きです。

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もちろん、
青空の下の桜も、
曇天の桜も、雨の桜も好きですが、
夕暮れ時の桜は別格。

桜はもともと儚いものですが、
夕暮れ時、あの夜になる前の光に照らされる桜は、
なお一層儚さを伝えてくれるようで。

娘もいよいよもうすぐ新学年。
幸い、今週は今日以外は天気に恵まれそうなので一安心。

上履きも買い替えたし、
ランドセルカバーも黄色は卒業。

今日は午後から一緒に歯科検診。
歯石とりはいつまでたっても苦手ですが…頑張ります。
(娘は歯医者が大好きらしいのでうらやましい)

ほんと、このまま虫歯もなく大人になるといいな。
時代とは言え、虫歯が当たり前だった時代からすると、
予防歯科に特化した現代は本当にすばらしいと思う今日この頃。

娘の学校が始まり落ち着いたら、
また毎日更新を目指しますので読んでいただけたら幸いです。

ではでは、春らしく寒暖差が激しい日々が続きますが、
どうかご自愛くださいますように。


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