満月の空

満月の  輝く空は  明るくも  星のささやき かき消すようで

まんげつの  かがやくそらは  あかるくも  ほしのささやき  かきけすようで

空には見事な満月が輝いているが、その明るさゆえに星たちのささやきをかき消しているかのようにも見える。

満月の夜。
くっきりとした輪郭で、
堂々と空を照らす月。

いつもは数え切れないほどの星が、
夜空の至る所でささやいているのに、
今夜はそれが聞こえない。

スポンサーリンク

きっと、
このまばゆい光の影となり、
小さな光はかき消されてしまうのだろう。

華々しい満月と対象に、
一つ一つは小さくとも、
空に散らばる無数の星たち。

今日は満月を楽しもう。

そして、少しずつ欠けていく月とともに、
星たちのささやきにも耳を傾けよう。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

星をつなぐ人

夜の空 あまたの星を なぞらえて 語りあかすは 古の人

よるのそら あまたのほしを なぞらえて かたりあかすは いにしえのひと

夜空に広がるいくつもの星。
昔の人々は、その星の中に何かを見出して、さまざまなものに見立てては、あれこれ語り明かしていたのだろう。

夜空に広がる満天の星。

地上は随分と変わっただろうが、
夜空だけはきっと、数千年前も、その前もずっと同じ。

我らの知るところの星座も、
思えば昔の人たちが考えたもの。

スポンサーリンク

星ひとつひとつの輝きに、
何か規則性を持たせたり、つなげたりして、
あれこれ語りあかしたのだろうか。

命は紡がれる。

星をなぞらえた人と会うことはできないが、
こうして、その人の思いに触れることができる。

いつでも、変わらない夜空。
きっと数千年後も、変わらないまま。

古の人々も、
きっとそう思いながら、
星に思いを馳せたのだろう。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

空のぼんぼり

ふうわりと ぼんぼり灯す 夜の空 うすく広がる 雲をにじませ

ふうわりと ぼんぼりともす よるのそら うすくひろがる くもをにじませ

うっすらと雲が出ているせいか、どこかぼやけて見える月。
ぼんぼりのような明るさで、広がる雲を照らしている。

澄み渡る夜空に、
くっきりと浮かぶ月も良い。

ぼんやりとした薄暗い空に、
にじむような月も良い。

スポンサーリンク

どんな月でも、
月というだけで風流である。

今宵の月は、ぼんぼり月。

まあるく淡く、夜空を照らす。

優しい光は、
誰をもやわらかく包む。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

透明な月

吹く風に 静けさ感じ 見上げれば 闇夜に光る 透明な月

ふくかぜに しずけさかんじ みあげれば やみよにひかる とうめいなつき

夜風が静けさを一層際立たせてくれる中、ふと見上げれば、闇夜の空に透き通るような月が光っている。

夜の風が心地よい。
さらさらと通り過ぎる風は、夜の静けさを一層引き立ててくれる。

そんな中、ふと空を見上げた。

スポンサーリンク

漆黒の空の中で、透き通るような月。
悠然と輝くその姿は、とても神々しく美しい。

たまには賑やかな夜もいい。
でも、やはり夜は静かな方がいい。

もう少し夜風にあたっていよう。
もう少しだけ、月を見ていよう。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク

夜の海が映すもの

夜の海 星の光は 映らねど ゆらゆら揺れる 港の灯り

よるのうみ ほしのひかりは うつらねど ゆらゆらゆれる みなとのあかり

夜空で輝きを放つ星の光も、夜の海の前では映ることはない。しかし、港の灯りはゆらゆらと揺れ動いている。

その昔、満天の星空は、明るさすら感じられるくらいであっただろう。
もしかしたら、その光は夜の海すら照らすことが出来たのかもしれない。

スポンサーリンク

でも今は、地上の方が明るくなってしまった。
星の光も街の灯りの上の方しか見られなくなった。
少なくなったわけでもないのに。

眩いばかりの港の灯りは、夜の海を照らし揺らめいている。
何とも不思議なものだ。


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク