心の大地

ざわざわと 揺れる枝葉は 揺るがない 大地を伝う 根在りて育つ

ざわざわと ゆれるえだはは ゆるがない だいちをつたう ねありてそだつ

強い風にざわついている枝や葉は、一見すると弱そうに見えるかもしれないが、実際は揺らぐことがない大地にしっかりと根を張っている。

もし、今、感情に揺れている人がいるのなら。
それがつらいと思っているのなら。

深呼吸をしながら、ゆっくりと想像してほしい。

大きな木があり、そこに強い風が吹いてきた。

強い強い風なので、枝はしなるように曲がり葉はざわざわと不穏な音を奏でる。

晴天ならともかく、もし曇天なら、ものすごく不安を感じることでしょう。

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でも、そんな時だからこそ、視線を上ではなく、下に向けてみよう。

このざわざわとした不穏な雰囲気と違い、揺るがない大地の下には、立派な根がはりめぐらされていることを。

きっと、感情は上の部分。
だけど、誰の心にも大地とおなじ揺るがない場所がある。

その心の大地は、あなた以外、だれも触れることは出来ず、傷つけることもできない。

いろんな感情が入り乱れたときは、自分の心の大地を思い出してみよう。

大丈夫。
きっと、今の経験がまた新しい枝葉になっていくのだから。


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南天の葉脈

南天の 葉脈浮かび ふち赤く 黄昏色の 星は流るる

なんてんの ようみゃくうかび ふちあかく たそがれいろの ほしはながるる

南天の葉の葉脈が黄色く浮かび上がり、葉の先は赤く染まり始めている。それはまるで、黄昏色の流れ星のように、緑の葉に文様をつけていく。

秋も深まり、
朝晩が冷え込むようになりました。

秋風、
秋の空、
秋の夜。

秋というだけで、
いつもより特別感が増すような気がします。

今回の短歌は、
盆栽として昨年かった南天を詠みました。

自分で育てるまでは、
いつのまにか真っ赤になっていた南天の葉。

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実際に毎日水やりをしていると、
葉脈が黄色く浮かび上がり、
そのころに葉先から赤く染まってくるかのよう。

緑の葉を夜空にたとえるなら、
その葉脈はまるで流れ星のよう。

今は紅葉シーズン真っただ中。

この時期しか見ることのできない一瞬を、
何かの瞬間にふと感じられたらいいな。

そしてやっぱり、
短歌を詠むのは心が落ち着きますね(しみじみ)


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自然は青色

青色は 空にも海にも 緑にも 入りて守る 人の心を

あおいろは そらにもうみにも みどりにも はいりてまもる ひとのこころを

青という色は、空や海を代表する色。緑色も、黄色に青を混ぜたもの。自然の中に存在する青色は、きっと人の心を守っているのでしょう。

好きな色と聞かれたら、
私は迷わず「白」と答えます。

ですが、
心が落ち着く色と聞かれたら、
「青」と答えます。

青色は、
広い場所にあるもの。

空も、海も、森林にも。

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青い空。
青い海。
青い森。

どれも、
人間の手に入らない、
広大な自然そのもの。

だからきっと、
無意識のうちに人は「青」を求め、
「青」を感じない生活は、
ストレスになっているのかもしれません。

「青」は自然そのもの。

心が疲れた時や、
やる気が起きないときは、
空や海や植物を見る。

そうすることで、
少し心が軽くなるかもしれません。


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小さなお客様

夕暮れの 壁にひっそり 家守の子 声を潜めて 吾子と指さす

ゆうぐれの かべにひっそり やもりのこ こえをひそめて あことゆびさす

夕暮れの壁に、小さなヤモリが張り付いている。ヤモリを驚かさないように小声で娘を呼んで、あそこにいるよと指をさして教えてあげる。

夕方になり、
洗濯物を取り込もうとして上を見ると、
なにやら壁にいる。

トカゲっぽくて丸っこい。
これはヤモリかな?

部屋にいる娘を手招きして、
そっと指をさして教えてあげる。

小さな小さなお客様。
娘にとっては初めて見るヤモリ。

大きな瞳と、
吸盤のように膨らんだ指先が、
なんともかわいらしい。

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大きな声を出さないように、
しばし観察。

部屋に入り、調べてみると、
どうやらニホンヤモリだったよう。

この暑さのせいか、
盆栽の周りに羽虫が少し出るようになり、
困っていたところ。

もしかして、食べに来たのかな?

なんともほっこりした休日でした。


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クスノキの芽

春に蒔き 皐月になりて 顔を出す クスノキの芽や すくすく伸びよ

はるにまき さつきになりて かおをだす くすのきのめや すくすくのびよ

4月に蒔いた二つのクスノキの種が、5月になって芽を出した。どうかこのまますくすくと成長してほしい。

昨年の秋。

主人の草野球の応援に行き、
娘と二人で公園内を散歩していた時。

バサッ。

目の前に、木の枝が落ちてきた。

その枝には、
黒くて丸い実が二つ。

とても大きなクスノキの枝が、
鳥の仕業なのか、目の前に落ちてきた。

そこから種をとり、
濡れたキッチンペーパーに包み、
ラップに包んで冷蔵庫へ。

春になり、
カエデの種とともに植えたのですが。

楓はみっつ芽が出て。
クスノキはふたつ芽が出ました!

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楓はもう本葉が出て、
枝が分かれたので、
盆栽用の鉢に3本一緒に植え替え。

クスノキは出たばかりなので、
しばらく様子見。

種から芽を出す喜びは、
本当にうれしくて。

カマツカコケモモの徒長枝も剪定して、
また挿し木にしなくちゃ。

たくさん実をつけてくれたので、
秋に色づくのが楽しみ。

そしてそして、
今日からメダカを飼う予定。

主人と娘は初めてだそうで。
(私は金魚もメダカもザリガニもカメもカニも経験あり)

ワクワクの気持ちと初めてのことに少し不安そうな主人、
メダカを図鑑で見て、オスとメスを判別できるようになった娘。

大切に大切に育てようね。

ではでは、これからあれこれ頑張ります!
皆さまにとっても、善き一日でありますように。


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