夜が明けて 風が止まりし 朝凪に 心溶けゆく 光静かに
よがあけて かぜがとまりし あさなぎに こころとけゆく ひかりしずかに
長い夜が明けて、静かな朝凪の海を見ていると、光が海に溶けるようにざわざわした心も溶けていくようだ。
夜が明けて、
風が止まるとき。
朝凪の海は、
まるで空を映す鏡のよう。
風の音のない、
波のない海は、
静寂の世界そのもの。
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その世界にいるということが、
今ここに生きているということが、
心のざわざわしたものを溶かしていく。
また風が吹き始めるように、
心もまた動き始める。
世界は静と動を繰り返し、
止まることなく動き続ける。