津軽百首(青田の風)

目を閉じて 両手広げる 我を抜く 波打つような 青田の風よ

めをとじて りょうてひろげる われをぬく なみうつような あおたのかぜよ

よく晴れた夏の午後。両手を広げた自分を通り抜けて、まるで青田を波打つように風が通り過ぎていく。

どこまでも続く青空に、
吹き抜ける強い風。

すくすくと伸びた青田は、
風を受けて波打つように揺れている。

こんな風の強い日は、
両手を広げて、
目を閉じて、
風を全身で浴びてみる。

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髪も、
服も、
まるで帆のようにはためいて。

ただただ、
風が通り抜けるのを、
心地よく感じるだけ。

それだけで、
とてつもない解放感。

夏ならではの、
自然の偉大さを感じるひととき。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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