物の価値(千と千尋の神隠し)

無為ならば 物も心も 足るを知り 過ぎたるものに 揺らぐことなく

むいならば ものもこころも たるをしり すぎたるものに ゆらぐことなく

自然とあろうとするならば、自分にふさわしいものや必要なものがどれだけかを知り、それ以上のものに心揺さぶられることはないのだろう。

豪華な料理をたくさん食べ、
みるみる大きくなるカオナシ。

皆が望むままに金を出し、
広間は狂気に包まれる。

どこまでも金を求めるモノたちと、
どこまでも称賛を求めるモノ。

ただそれは、
お互いに作用しているようで、
実はお互いが自分のことだけしか見ていない。

そんな中。

スポンサーリンク

千尋にも認めてほしいカオナシは、
望むものをあげようとあれこれ差し出す。

でも、それは千尋には不必要なもの。

拒否するほどに、
執着してなんとか認めさせようと必死になる。

千尋のためを思っているようで、
それはただの自分のエゴを押し付けているだけ。

それに気づかないカオナシは、
だんだんと苛立ってしまう。

※スタジオジブリさんより、常識の範囲内で場面写真を使用できるとのことなので、ジブリ作品の短歌をシリーズとして詠み始めてみました(詠みやすい場面からになりますので、順不同となることを予めご了承ください)


スポンサーリンク

あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

ブログランキングに参加してます。よろしければクリックお願いいたします。

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
スポンサーリンク