冬本番

吐く息は たわわに実る 赤い実を 淡くにじませ 儚く消える

はくいきは たわわにみのる あかいみを あわくにじませ はかなくきえる

冬本番になり凍てつく空気の中、吐く息はとても白く、街路樹の赤い実をぼやけさせてすぐ消えてゆく。

今朝は今年一番の冷え込みでした。

吐く息はどこまでも白く、
日向と日陰のコントラストは、
真夏の色とは違い、
温度差として存在する。

そんな街の景色は、
2021年の終わりも近づいてきてると、
教えてくれるかのよう。

盆栽たちも、
紅葉を始めたものもあれば、
寒さで弱っているものもあり、
落葉して枝だけとなって春まで眠るものもあり。

やはり、体感だけではなく、
こうして身近に植物があることで、
季節の移り変わりを強く感じられます。

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今月半ばから来月半ばまでは、
ドタバタする日々が続くので、
ちょっと更新が滞りがちになります。
(というか、すでに滞ってますよね)

落ち着き次第、
また毎日更新を目指しますので、
もしよろしければ見に来てくださいね。

とはいえ、冬が深まるこの時期も、
個人的に大好きな季節ですので、
時間を見てちょこちょこと更新できたらと思います。

急に冷え込んできたので、
どうか皆様もご自愛くださいますように。

寒い季節だからこそ、
ちょっとした暖かさを見つけて、
そこでほっこり気持ちをゆるめてくださいね。


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グレーの空に

薄暗き 空に思ふは ふるさとの 厳しい冬と 懐かしい日々

うすぐらき そらにおもうは ふるさとの きびしいふゆと なつかしいひび

まるで真冬のようなグレーの空は、遠い故郷の厳しい冬と、なつかしい日々を思い出される。

青森の冬は、
ほぼほぼ雪が降る。

たまに見える青空は、
透き通って美しいけれど、
冬の大半は曇り空。

グレーの空は、
気持ちまで暗く塞ぐよう。

でも、実際は。

家の中は、
ストーブで暖められてホカホカ。

部屋の暖かさと、
廊下の寒さのギャップに、
毎回ふふって笑う日々。

暖かい室内は、
にぎやかで幸せな気持ち。

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冷たい廊下は、
凛とした空気がまた気持ちいい。

貧しくても、
みんなが笑いあって過ごせば、
あったかい。

そんな昔を思い出す。

グレーの空は、
長くつらい冬の象徴。

でも、その分、
暖かさだけでも、
十分すぎるほど幸せを感じられる。

厳しい寒さを知れば、
暖かいということが幸せだと気付く。

そんな気付きを、
毎日、否が応でも感じられる冬の青森。

いつまでも、
その気持ちを忘れずにいよう。


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聖なる夜に

にぎやかな 街の頭上で 冴え返る 砂金の星に 永遠の願いを

にぎやかな まちのずじょうで さえかえる さきんのほしに とわのねがいを

にぎやかな街並みの上に広がる夜空には、砂金のような小さくも澄み切った星が輝き、この幸せが続くようにと願いをかける。

まだまだクリスマスには早いのですが、
これだけ空気が冷え込むと、
夜空の星がくっきり見えますね。

澄み切った夜空に輝く星は、
砂金のように小さく輝いて。

その星たちに、
今までどれだけの人が、
願いをかけたことでしょう。

星の寿命はとても長い。

人々の願いを、
星はどんな思いで聞いているのでしょう。

にぎやかで楽しそうな聖なる夜。

クリスマスのイルミネーションがつくと、
いよいよ今年も終わるんだなと実感します。

今年はいつクリスマスツリーを出そうかな。
来月の中頃になったら出そうかな。

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この時期いつも思う、
こたつを買うかどうか問題。

部屋が広ければ買うのですが…。
今年もホットカーペットと電気ストーブかな。

それでも、
まだこたつへの未練があることに、
自分でも少し笑ってしまいます。

欲しいけど、
どうしようかなあ。

買えば解決するし、
諦めても解決するのだけど。

あえて結論を出さずに、
あーだこーだと悩むのも楽しい。

こたつがあったら、
ぬくぬくまったりだろうなあ。

そんなことを考えつつ過ごす、
いつもより寒い一日でした。


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はじめての星座

窓を開け 凍える空気を 身に纏い 輝くオリオン 吾子に教えし

まどをあけ こごえるくうきを みにまとい かがやくおりおん あこにおしえし

我が子が眠れない冬の夜、そっと窓を開けて、夜空を見せた。
キラキラと輝くオリオン座が、君にとってはじめて覚えた星座になった。

眠れない冬の夜。
きっと、心がざわついているのだろう。

そんな娘を誘って、
そっと窓を開けて夜空を見せた。

開けた瞬間、
ひんやりとした風が入り込み、
吐く息はどこまでも白くなる。

それでも、
空気が澄み切った冬の夜空は、
キラキラと輝いていて。

「ほら、あれがオリオン座だよ」
「どれどれ?あ、わかった!」

小声だけれど、
見つけたうれしさで少しだけ高くなる声。

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「きれいだねー」

オリオン座のほかにも、
少しほかの星座も説明して。

ほほが冷たくなったところで、
お布団に戻る。

ふかふかの毛布にくるまって、
ぎゅーっと抱っこすれば、
静かな寝息が聞こえ始める。

こんなに大きくなったんだなぁ。
でもまだ、私よりも全然小さいなぁ。

眠る娘の髪にほほをつけて、
楽しい夢が見れますようにと心から祈る夜。

オリオン座もきっとにっこり。
それでは、おやすみなさい。


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春への道

少しずつ 長くなる日に 白い息 春は遠くも 道筋見えて

すこしずつ ながくなるひに しろいいき はるはとおくも みちすじみえて

少しずつ日が長くなってきたと感じる今日この頃。吐く息はまだ白く、春はまだまだ先だと思いつつも、確実に近づいている。

昨日も寒かったのですが、
今朝は青空だった分、さらに寒く感じる。

澄み切った空はどこまでも青く、
見上げた木々はまだ木の芽もまばら。

そんな中でも、
毎日少しずつ日は長くなっていて。

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吐く息はまだ白く、
冷たい風はまだ冬そのもの。
むしろ、これからが一年で最も寒い時期。

それでも、
長くなる日に春を見た気がして、
心がほんのりとあたたかくなる。

厳しい冬だからこそ、
春の喜びを感じられる。

まだ遠いけれど、
必ず来る春に、心を馳せた一日でした。


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