袖を通せず回る子に

くるくると 袖を求めて 回る子よ 元気に遊べ 健やかなりて

くるくると そでをもとめて まわるこよ げんきにあそべ すくやかなりて

浴衣の袖口が見つからず、くるくるとと回ってしまった我が子。
遊んでいるようにも見えるその姿に、これからも健やかであるよう願うばかり。

着替えはもうお手のもの、
とはいかないのが着慣れない浴衣。

正確には、
浴衣風のパジャマなのですが。

袖を通そうとするものの、
袖口がわからず、
くるくると回ってしまう我が子。

「あれ?あれー?」
不思議そうに回っては、
楽しそうに笑う。

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もう少しすれば、
きっと難なく袖を通すようになり、
着替えもあっという間に終わるのだろう。

だからこそ、この一瞬を、
黄色の浴衣風パジャマの袖が難しい今を、
大切に覚えておこうと思う。

幸せな、
平凡だけど幸せな、
休日の午後に。

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