解読不可能な文字

幼子が なにやら唱え ペンをとる 笑顔で見せるが 解読不可能

おさなごが なにやらとなえ ふでをとる えがおでみせるが かいどくふかのう

まだひらがなの読み書きができない幼子が、ペンをもって何かをつぶやきながら書いている。
得意げに見せにきてくれたものの、解読不可能な文字で思わず微笑む。

最近、文字に興味が出てきた娘。

ペンを持っては、
小さな文字で、
何やら唱えながら書いている。

笑顔で持ってくるものの、
まさに宇宙語で解読不可能。

彼女の世界の言葉は、
親の私ですら理解できない。

でも、それがいとおしい。

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誰もがわかる言葉より、
自分すら解読不可能な文字。

君だけしか知らない、
君だけしか書けない文字。

記念にとっておこう。

いつか、
君もみんなと同じ文字を書くのだから。

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