そびえ立つ ビルをすり抜け 並ぶ鳥 今も昔も 空へとはばたく
そびえたつ びるをすりぬけ ならぶとり いまもむかしも そらへとはばたく
昔と違ってビルなどが建ったというのに、今でも鳥は並んで飛んでいる。
飛ぶ鳥にとっては、ビルがあろうがなかろうが関係ないのだろう。
この数百年、いや、この数十年のうちに、驚くほど世界は変わった。
世の中はどんどん便利になり、それが当たり前になり、さらに便利になるという循環。
都会では、人間だけのための世界なのではないかと錯覚するほど。
しかし、自然はそんな人間の奢りすらも飲み込んでいるのだ。
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ビルの間をすり抜けた鳥たちは、また並んで飛んでいく。
見たこともない建物があろうとも目もくれず、ただ飛んでいく。
鳥に価値がわからないからと言われればそれまでだが、流されず本質を見ているようにも思えてならない
今も昔も、変わらないものは変わらないす。
人間だけが勝手にどんどん変わって、変えていくのだ。
環境が変わっても順応し続ける生物と、利己のために環境を変え続ける人間。
本当に進化しているのは、一体どちらなのだろう。