葉の涙

雨上がり 研磨せずとも 輝ける 珠となるのは 葉の涙なり

あめあがり けんませずとも かがやける たまとなるのは はのなみだなり

雨上がりの葉に残った雨粒は、磨かなくともまるで珠のように美しい。

雨上がり。
ゆっくりと空が晴れて、日の光が差し込んでくる。

きらきらと反射するのは、葉に残った雨粒たち。
雨として落ちてしまうことなく、葉にとどまったことで珠のように輝いている。

ぽたぽたと滴る雨粒は、まるで葉が流す涙のよう。

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ついさっきまで雨が降っていたのだと。
今の空は晴れていても、私はあの空から来たのだと。

晴れの日も雨の日も、同じ空なのだと。

そう、私たちに伝えている。

 


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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