里山の春

雪解けの 土より出づる 蕗のとう 春来たるらし この里山に

ゆきどけの つちよりいづる ふきのとう はるきたるらし このさとやまに

雪解けの土から、フキノトウが顔を出している。
この里山にも、春が来たようだ。

冬は一面雪景色。
真っ白に閉ざされた世界に、鉛色の重苦しい空。
吹きすさぶ風はすべてを凍てつかせ、誰もが肩を寄せて過ごす冬。

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やがて、日があたたかくなり、山々の木の根元の雪が解け始め、少しずつ季節が変わっていくのかと思えば、また冬のように寒くなったりと三寒四温。

そんな中、あぜ道にフキノトウが顔を出し始めた。
どうやら、ようやくこの里山にも春が来たらしい。

もう少し増えたら、春の恵みとしていただくとしよう。


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あなたに寄り添う心の短歌は、日常のふとした瞬間を短歌でつづっています。

人の心、季節の移り変わり、花の色、風の音。それは気にしなければ気にならずに済むくらいの小さな出来事。

その小さな出来事を忘れないように、思い出せるように、短歌を作ります。あなたの心の琴線に触れる歌があれば幸いです。

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